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子どもをチャイルドシートに乗せないまま、交通事故に遭ってしまったらどうなりますか?

2016年11月22日
子どもを車に乗せている際に、後ろから追突され、子どもが怪我をしました。
追突で私は完全な被害者なはずなのに、加害者の保険会社は、「チャイルドシートに乗せてなかった私が悪い」と言ってきます。これってどうなんですか?


チャイルドシートに乗っていなかった子どもが怪我をした場合、過失があると判断されてしまう場合があります。


チャイルドシートの重要性


◆チャイルドシートって?



日本では6歳未満の乳幼児を車両に乗せる場合には、乳幼児の安全を確保するために、乳幼児を座席に固定して座らせるチャイルドシートの着用が義務付けられています。


6歳未満の子どもを車に乗せているにもかかわらずチャイルドシートに乗せていなかった場合、1点減点になります。




◆チャイルドシートの使用率


JAFのデータによると、6歳未満の子どものチャイルドシート乗車率は、62.7%という意外な結果が出ています。1歳未満だとその数字は85.2%に上りますが、1歳〜4歳だと64.4%,5歳だと38.1%にまで下がります。
(JAF 交通安全とエコ全国調査データ2015年より引用)


自動車乗車中の幼児の死亡事故のうち、チャイルドシードを使用していなかった場合の死亡率は使用していた場合より3倍高いというデータもありますので(国土交通省自動車総合安全情報より引用)、小さな子どもがいる場合には、必ずチャイルドシートに乗せてあげましょう。





◆チャイルドシートに乗せていなかった場合に過失になる!?


では、そのチャイルドシートに子どもを乗せていなかったときに交通事故に遭あった場合、チャイルドシートに乗せていなかったことが何らかの過失になるのでしょうか。


◆裁判例上過失になっている場合も多い


・チャイルドシートの乗せられていなかった2歳2カ月の幼児について、チャイルドシートに乗っていなかったことを理由として5%の過失が認められた事例(名古屋地裁平成21年2月25日判決)。

・センターラインオーバーの対向車に衝突された際、チャイルドシートに乗せられていなかった2歳の子ともが、頭蓋骨骨折等で死亡した事案について、チャイルドシートを装着することのできない後部座席に、大人が介添えもできない位置関係で着席していたことから5%の過失があるとした事例(大阪地裁平成15年9月24日判決)。


チャイルドシートは子どもの大事な命を守ってくれるものであるうえ、追突やセンターラインオーバーなど、本来であれば10:0になる事故であるにもかかわらず、チャイルドシートをしていなかったための、こちらにも過失があるとされる場合がありますので、6歳未満の子どもを車に乗せる際には、絶対にチャイルドシートを使用しましょう。

(よつば総合法律事務所 弁護士 前原 彩)

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