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後遺障害の事前認定ができない場合

後遺障害の事前認定ができない場合

最終更新日:2023年8月25日

監修者:よつば総合法律事務所
弁護士 松本 達也

Q後遺障害の事前認定ができない場合はどのようなときですか?
A後遺障害の事前認定とは、加害者の任意保険会社経由で後遺障害の認定手続きを行う方法です。

①加害者が任意保険に加入していないときや、②加害者の任意保険会社が事前認定の手続きを事実上拒否したときなどは事前認定ができません。

事前認定

後遺障害とは

事故による治療を一定期間続けて、状況が一進一退になると事故による治療は終了します。

事故による怪我が残っていても、必ず後遺障害となるわけではありません。正式な後遺障害認定を受けた場合だけが「後遺障害」です。

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後遺障害の事前認定とは

後遺障害の事前認定とは、加害者の任意保険会社経由で後遺障害の認定手続きを行う方法です。

後遺障害の申請手続きには事前認定被害者請求があります。
事前認定
被害者請求
事前認定と被害者請求のメリットとデメリットは次の通りです。

事前認定 被害者請求
書類の準備 主に加害者の任意保険会社 被害者
メリット 手続が簡単で負担が少ない
  • 資料を取捨選択できる
  • 有利になることもある
デメリット
  • 資料を取捨選択できない
  • 不利になることもある
手続が複雑で負担が大きい

後遺障害の事前認定ができないとき

では、後遺障害の事前認定ができないのはどのようなときでしょうか?

次のようなときは事前認定はできません。

  • ①加害者が任意保険に加入していないとき
  • ②加害者の任意保険会社が事前認定の手続きを事実上拒否したとき

①加害者が任意保険に加入していないとき

事前認定は加害者の任意保険会社が行う手続きです。そのため、加害者が任意保険に加入していないとき、事前認定の手続きは行えません。

②加害者の任意保険会社が事前認定の手続きを事実上拒否したとき

加害者の任意保険会社が事前認定の手続きを事実上拒否するときがあります。たとえば、弁護士が代理したとき、労災保険人身傷害保険などを利用して治療をしていたときなどです。

事前認定ができないときの対応

では、事前認定ができないときは、どのように対応すればよいでしょうか?

事前認定ができないときは被害者請求を行います。必要な書類は自賠責保険会社から取り寄せできます。次のような書類が必要です。

まとめ:後遺障害の事前認定ができない場合

後遺障害の事前認定とは、加害者の任意保険会社経由で後遺障害の認定手続きを行う方法です。

①加害者が任意保険に加入していないときや、②加害者の任意保険会社が事前認定の手続きを事実上拒否したときなどは事前認定ができません。

(監修者 弁護士 松本 達也

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