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高次脳機能障害と感じたときのチェック方法

高次脳機能障害と感じたときのチェック方法

最終更新日:2023年7月12日

監修者:よつば総合法律事務所
代表弁護士 大澤 一郎

Q交通事故の被害にあいました。高次脳機能障害かもしれません。どのようにチェックすればよいですか?
A高次脳機能障害と感じたときは、CTやMRI画像の検査や神経心理学的検査を行いましょう。症状を否定するのが高次脳機能障害の特徴です。自分で障害のチェックも行いましょう。
高次脳機能障害のチェック項目

高次脳機能障害とは

高次脳機能障害とは脳損傷による認知障害全般です。様々な認知障害だけではなく、行動障害や人格変化を伴うことが多いです。症状には記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などがあります。

CTやMRI検査を依頼

何か調子がおかしいと感じたときは、まずは病院で脳のCTやMRI検査を受けましょう。異常があるときは高次脳機能障害の可能性が高いです。

神経心理学的検査を依頼

神経心理学的検査とは知能・記憶・言語などの機能障害を数値化して評価するための検査です。

知能検査、記憶検査、言語検査、注意力検査、前頭葉検査、遂行機能検査などがあります。

神経心理学的検査を病院で行った結果、異常があるときは高次脳機能障害の可能性が高いです。

症状を否定するのが高次脳機能障害の特徴

症状を否定するのが高次脳機能障害の特徴です。

とても重要なことですのでもう一度言います。

症状を否定するのが高次脳機能障害の特徴です。

医師や家族に病気だと言われているのに、あなただけが病気ではないと思っていませんか?

医師や家族の意見が正しいことがほとんどです。特に、画像所見や神経心理学的検査の異常がある場合、医師や家族の意見が正しいです。

自分でチェック

では、高次脳機能障害かどうか自分でチェックしてみましょう。

失語症

なめらかに話せない、何を話しているかわからないなどの症状が現れます。
次のような症状はありませんか?

失認症

見たり聞いたり触ったりした物の名前を言ったり、物の意味を思い出すことができなくなったりという症状が現れます。
次のような症状はありませんか?

失行症

手や指の感覚や動作、記憶にも問題はないのに、日常の簡単な動作ができなくなったりという症状が現れます。
次のような症状はありませんか?

記憶障害

記憶ができなくなる症状が現れます。
次のような症状はありませんか?

社会的行動障害

感情のコントロールができなくなる症状などが現れます。
次のような症状はありませんか?

遂行機能障害

物事を行うには、判断力と思考力が必要です。しかし、目標を立てる、計画を立てる、計画に従って行動することなどができないなどの症状が現れます。
次のような症状はありませんか?

まとめ:高次脳機能障害と感じたときのチェック方法

高次脳機能障害と感じたときは、CTやMRI画像の検査や神経心理学的検査を行いましょう。症状を否定するのが高次脳機能障害の特徴です。自分で障害のチェックも行いましょう。

(監修者 弁護士 大澤 一郎

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