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高次脳機能障害の病院選び

高次脳機能障害の病院選び

最終更新日:2023年6月29日

監修者:よつば総合法律事務所
代表弁護士 大澤 一郎

Q高次脳機能障害では病院をどのように選べばよいですか?
A高次脳機能障害の病院選びは主治医の指示に従いましょう。高次脳機能障害支援拠点機関や療護施設だと手厚い支援体制となることもあります。
高次脳機能障害の病院選び

高次脳機能障害とは

高次脳機能障害とは脳損傷による認知障害全般です。様々な認知障害だけではなく、行動障害や人格変化を伴うことが多いです。症状には記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などがあります。

急性期・回復期・慢性期

症状は急性期・回復期・慢性期があります。

急性期とは

急性期とは事故直後などの時期です。手術を行ったりすることもあります。

回復期とは

回復期とは体の機能の回復を図る時期です。リハビリを積極的に行います。

慢性期とは

慢性期とは症状が安定している時期です。再発予防や体力維持を行います。

高次脳機能患者の診療科

頭部外傷の高次脳機能障害の患者は、脳神経外科での診療が多いです。事故の場合、救急科、整形外科、外科、脳神経内科などでの診療もあります。

頭部外傷の高次脳機能障害の診療の流れ

頭部外傷の高次脳機能障害の患者は、救急車で病院に搬送となることが多いです。急性期は搬送先の病院で診療を受けましょう。

手術を行ったり、緊急の処置を行ったりしたあとは回復期です。回復期の病院は急性期の病院からの紹介での診療が多いです。

慢性期になると、残った症状に応じて定期的に病院に通院します。

転院する場合、主治医からの紹介状をもらって転院することが多いです。希望する病院がある場合、主治医に相談してみましょう。

高次脳機能障害支援拠点機関

高次脳機能障害の支援に強い高次脳機能障害支援拠点機関があります。支援拠点機関に通院することも選択肢の1つです。手厚い支援体制を受けることができます。

療護施設

療護施設とは、交通事故による脳損傷で重度の後遺障害(遷延性意識障害)を負った方のための公的専門病院です。手厚い支援体制を受けることができます。

関連情報

千葉県で有名な病院

高次脳機能障害支援拠点機関や療護施設は千葉県にもあります。具体的には次の通りです。

後遺障害が残るときの注意点

交通事故による頭部外傷で後遺障害がのこるとき、後遺障害の申請を行います。

後遺障害申請をするときは、高次脳機能障害に詳しいことはもちろん、高次脳機能障害患者のためを思って書類作成をしてくれる医師への依頼が重要です。

地元の交通事故に詳しい弁護士に相談すると、病院選びや医師選びのアドバイスをもらえることもあります。

まとめ:高次脳機能障害の病院選び

高次脳機能障害の病院選びは主治医の指示に従いましょう。高次脳機能障害支援拠点機関や療護施設だと手厚い支援体制となることもあります。

(監修者 弁護士 大澤 一郎

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