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保険会社担当者の態度がひどい場合

保険会社担当者の態度がひどい場合

最終更新日:2023年7月20日

監修者:よつば総合法律事務所
弁護士 松本 達也

Q保険会社担当者の態度がひどいです。どうすればよいですか?
A態度が悪い、返事がない、補償を打ち切る、賠償額が低いなど保険会社担当者の態度がひどいことがあります。まずは交通事故の賠償のルールを被害者が正しく理解しましょう。

担当者の態度に苦情申立をする窓口は、各保険会社に設置の窓口、金融庁、そんぽADRセンター等があります。

保険会社の態度が悪い

保険会社担当者への苦情の種類

保険会社担当者の対応に納得できないことは多いです。たとえば次のような場合です。

  • ①態度が悪い
  • ②返事がない
  • ③補償を打ち切る
  • ④賠償額が低い

①態度が悪い

保険会社担当者の言葉使いや対応などの態度が悪い場合です。一定割合で言葉遣いや対応が極端に悪い担当者がいます。

②返事がない

保険会社担当者からの返事がない場合です。ありえないと思うかもしれませんが一定割合で発生します。保険会社担当者の個人的な事情であることが多い印象です。

③補償を打ち切る

治療費や休業損害などの補償打ち切りの場合です。

④賠償額が低い

保険会社担当者が提示する賠償額が低い場合です。

苦情申立の前に考えるべきこと

では、苦情申立の前に考えるべきことは何でしょうか?

交通事故の賠償は、事故と因果関係がある損害の賠償です。ある程度賠償のルールは決まっています。賠償ルールを逸脱した主張をしても保険会社は賠償しません。

賠償ルールを逸脱した主張を続けていると、保険会社が弁護士を立てたり、保険会社が裁判所に申立をしたりするなど、状況がより混乱することが多いです。

まずは交通事故の賠償のルールを正しく理解しましょう。

苦情申立の窓口

では、苦情申立ての窓口にはどのようなものがあるでしょうか?

次のような苦情申立ての窓口があります。

  • ①各保険会社に設置の窓口
  • ②金融庁
  • ③そんぽADRセンター

①各保険会社に設置の窓口

各保険会社には苦情相談の窓口があります。保険会社担当者の対応がひどい場合、まずは各保険会社の窓口に問い合わせしてみましょう。

②金融庁

金融庁には金融サービス利用者相談室という窓口があります。金融庁に問い合わせをすると、金融庁経由で保険会社に苦情内容が伝わることがあります。

③そんぽADRセンター

そんぽADRセンター は、一般社団法人日本損害保険協会が運営する、相談対応や苦情・紛争の解決を目的とする窓口です。

保険会社とのトラブルが解決しないときの苦情受付、保険会社との間の紛争解決の支援(和解案の提示等)を行っています。

担当者の態度と慰謝料増額

では、保険会社の担当者の態度がひどい場合、慰謝料は増額できるでしょうか?

保険会社担当者の態度がひどい場合でも、慰謝料の増額は難しいでしょう。ただし、加害者本人の態度がひどい場合は慰謝料増額の可能性はあります。

まとめ:保険会社担当者の態度がひどい場合

保険会社担当者の態度がひどいのは、次のような場合です。

  • ①態度が悪い
  • ②返事がない
  • ③補償を打ち切る
  • ④賠償額が低い

交通事故の被害者は、まずは交通事故の賠償のルールを正しく理解しましょう。

苦情申立てをする場合、次のような窓口があります。

  • ①各保険会社に設置の窓口
  • ②金融庁
  • ③そんぽADRセンター

(監修者 弁護士 松本 達也

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