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2019年11月

夫が運転している車に同乗しているときに事故に遭いました。夫の車には弁護士費用特約が付いていたので私も利用できるということなのですが、弁護士費用特約は300万円までと書いています。私と夫が利用する場合は、二人で300万円までなのでしょうか?

2019年11月08日

夫が運転している車に同乗しているときに事故に遭いました。夫の車には弁護士費用特約が付いていたので私も利用できるということなのですが、弁護士費用特約は300万円までと書いています。私と夫が利用する場合は、二人で300万円までなのでしょうか?


いいえ、弁護士費用特約の限度額は「被害者ごと」に計算されるので、夫婦お二人が弁護士費用特約を利用される場合には「1人300万円まで」が限度となります。


交通事故 : 弁護士費用特約


◆弁護士費用特約とは


弁護士費用特約は、交通事故で弁護士が必要な場合において、保険会社が弁護士費用を負担してくれる保険特約です。


弁護士費用特約をつけておくと、いざ交通事故に遭ったときに弁護士の相談料や着手金、報酬金等を保険会社から出してもらえるので、被害者の経済的な負担が軽減されます。


今回のように「夫が車を運転しているときに夫婦で事故に遭った」ら、どの程度の保障を受けられるのか、みてみましょう。




◆弁護士費用特約によって補償される範囲


弁護士費用特約に加入していると、被保険者だけではなくその家族(配偶者や同居の家族など)、契約自動車の同乗者などにも特約が適用されます。


そこで、本件のように「夫が運転していた車」に乗車していた場合、夫が被保険者であれば妻にも弁護士費用特約が適用されます。


また車が契約自動車であれば、乗車していた夫や妻に弁護士費用特約が適用されます。夫と妻の両方に弁護士費用特約が適用されることに問題はありません。




◆弁護士費用特約の限度額


ただし弁護士費用特約には「限度額」が設定されています。通常は以下の通りです。



このように、1つの交通事故について、「被害者1人あたり」法律相談料なら10万円、着手金や報酬金などの費用であれば300万円までが補償されます。


本件のように夫婦で同時に交通事故に遭った場合でも、限度額は「被害者ごと」に計算されるので、1人300万円、夫婦を合わせると合計で600万円まで弁護士費用が支払われます。




◆弁護士費用特約によって保障される費用


弁護士費用特約をつけていると、法律相談料以外に以下のような費用が支払われます。



上記のうち、裁判などにかかる実費(印紙代や郵便切手代など)は、被害者が自分で裁判を起こす際にも必要となる費用ですが、弁護士費用特約を利用すると弁護士費用の1種として保険会社が負担してくれます。




交通事故に遭ったとき、弁護士費用特約を利用できるなら必ず利用しましょう。適用されるか不明な場合や利用方法がわからない場合などには、弁護士がアドバイスいたしますのでお気軽にご相談下さい。


(よつば総合法律事務所 弁護士 松本達也)


先日仕事中に交通事故に遭いました。会社の保険に弁護士費用特約がついていたため、弁護士費用特約を利用しようと考えているのですが、労災の場合も弁護士費用特約は利用できますか?

2019年11月13日

先日仕事中に交通事故に遭いました。会社の保険に弁護士費用特約がついていたため、弁護士費用特約を利用しようと考えているのですが、労災の場合も弁護士費用特約は利用できますか?


労災だからといって弁護士費用特約が適用されないわけではありません。しかし「業務中の事故」の場合には弁護士費用特約が適用されない保険会社がいくつかあります。業務災害で弁護士費用特約を利用できるかどうかについては、各保険会社の約款などを確認する必要があります。


交通事故 : 弁護士費用特約


◆弁護士費用特約が適用されないケースとは


交通事故に遭ったとき、自動車保険に「弁護士費用特約」をつけていたら保険会社から弁護士費用を出してもらうことが可能です。法律相談料や着手金、報酬金の負担がなくなるので、利用者は大きなメリットを得られるでしょう。


しかし弁護士費用特約が適用されない種類の交通事故もあるので要注意です。保険会社によっては「業務中に発生した交通事故」については弁護士費用特約の適用外としています。


労災のケースで必ず弁護士費用特約を利用できないわけではありませんが、特約が適用されるかどうかについて、一度保険約款を確認する必要があるでしょう。




◆交渉次第で適用されるケースがある


問題は、保険会社の担当者自身も弁護士費用特約を適用できるかどうか正確に把握していないケースがあることです。


契約者が問合せをしたとき、当初は「弁護士費用特約が適用されない」と返答されても、再度よく要件を検討したところ適用されたという例もみられます。


保険会社の担当者の説明に納得できない場合には、あきらめずに弁護士までご相談下さい。




◆自分の弁護士費用特約を利用できる可能性


本件では、会社の自動車保険についている弁護士費用特約を利用されようとしています。


もしも会社の自動車保険では「業務上の交通事故に弁護士費用特約を適用しない」という約款になっていたとしても、他の保険についている弁護士費用特約を利用できる可能性があります。


たとえば、会社ではなくご本人がマイカーに関して自動車保険に加入している場合、そちらの保険会社では業務上の交通事故にも弁護士費用特約の適用を認めている可能性があります。


自分が契約者の場合のみならず、同居の家族や配偶者が契約している弁護士費用特約を利用できる可能性もあります。


自動車保険だけではなく、医療保険や火災保険、日常事故の個人賠償責任保険についている弁護士費用特約を利用できる事例もあるので、しっかり確認することが大切です。




弁護士費用特約を適用できるかどうかよくわからない場合、弁護士が調査やアドバイス、保険会社の担当者との交渉など行うことも可能です。迷われたら、お気軽にご相談下さい。


(よつば総合法律事務所 弁護士 松本達也)


プロフィール
よつば総合法律事務所
千葉県最大級の法律事務所。弁護士15名が所属しております。事務所名の「よつば」は事務所に関わる人が皆幸せになるようにとの思いから名付けました。お気軽にご相談ください。
柏事務所:千葉県柏市(柏駅徒歩3分)
千葉事務所:千葉市(千葉駅徒歩3分)

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