後遺障害・慰謝料など交通事故は実績豊富な弁護士事務所にご相談下さい
メニュー
交通事故知識ガイド高次脳機能障害Q&A

高次脳機能障害者の家族を支援する制度にはどのようなものがありますか。

弁護士からの回答

解説者の弁護士川崎翔

交通事故の高次脳機能障害の家族の支援体制は不十分な状況と言えるでしょう。
①医療・リハビリは病院、②賠償交渉は弁護士など個別に相談をしながら進めていきましょう。
高次脳機能障害の患者会、家族会などの同じ悩みを持つ方が集まる団体もあります。

高次脳機能障害患者の家族の苦悩

家族の支援
  • 高次脳機能障害患者の家族は、患者対応での心理的な葛藤、実生活での現実的な課題、社会的な支援の不足などが原因で、様々な苦悩を有することとなってしまいます。
  • そのため、家族がうつ病などの精神疾患となってしまったり、家庭内の不和が発生してしまったりすることがあります。

患者会・家族会

高次脳機能障害では様々な患者会があります。また、高次脳機能障害の患者の家族会もあります。近くの患者会、家族会などに参加することにより何らかの前向きな方向性が見えてくるかもしれません。
参考:高次脳機能障害の当事者・家族会一覧(東京都心身障害者福祉センターWEBサイト)

高次脳機能障害の家族の支援のよくある質問

Q将来の介護費用を保険会社に請求することはできますか?
A後遺障害等級1級又は2級の場合には、将来の介護費用を保険会社に請求できる可能性が高いでしょう。他方、後遺障害等級3級以下の場合には、将来の介護費用は認められないことが多いでしょう。
参考:将来介護費用の解説
Q症状固定後の将来の治療費を保険会社に請求することはできますか?
A将来の治療費は、一般的には認められないことが多いですが、認められることもあります。将来のリハビリ費用は症状の内容・程度によっては認められることもあります。
参考:症状固定後の治療費の解説
Q家屋の改造が必要です。家屋改造費は認められますか?
A被害者の受傷の内容、後遺症の程度・内容を具体的に検討し、必要が認められれば相当額が認められます。具体的には、浴室・便所・出入口などの改造費が認められやすいです。
参考:家屋改造費の解説
Q自動車の改造が必要です。自動車の改造費は認められますか?
A必要性・相当性があれば認められます。
参考:自動車等改造費の解説
Q後遺障害が認定された場合の補償としてはどのような補償がありますか?
A①今後の収入減の逸失利益、②後遺障害が認定されたことに伴う後遺障害慰謝料が認められます。
参考:後遺障害の逸失利益の解説
参考:後遺障害慰謝料の解説
Q高次脳機能障害の後遺障害認定にあたり、家族が注意すべき事項はありますか?
A家族が作成する「日常生活状況報告書」という書類があります。事実関係を正確に記載しましょう。また、医師が作成する「神経系統の障害に関する医学的所見」という書類があります。作成は医師が行いますが、前提となる事実関係は家族が医師に伝えることになることが多いです。同じく事実関係を正確に伝えましょう。
Q高次脳機能障害の家族の介護をしていますがつらいです。どうすればよいですか?
Aつらい状況なのは当然だと思います。薬の服用等により解決の道筋が見えることもありますので、まずは心療内科などの受診を検討しましょう。並行して、病院や役所に相談するなどして介護体制の変更を検討しましょう。介護には施設介護と在宅介護がありますが、現在在宅介護であっても一時的な施設介護という選択肢もあります。現状を変更する様々な方法がありますので慎重に検討しましょう。

まとめ

  • 高次脳機能障害の患者家族は様々な精神的物理的負担を受けます。
  • 患者会家族会に参加することなどにより何らかの前向きな方向性が見えてくることもあるかもしれません。
  • 保険会社への賠償交渉など金銭的な面は弁護士に相談依頼して解決しましょう。

関連リンク

高次脳機能障害Q&A一覧へ戻る