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86 ポイントを見極める!その2 被害者請求のポイント(弁護士 前原 彩)

被害者請求とは何か?

交通事故によって怪我を負った場合、その怪我の治療を一定期間継続的に行うこととなります。治療の結果、怪我が治ればいいのですが、治らない場合も一定程度あります。
その場合、治らなかった怪我(後遺症)について、自動車損害賠償保障法(自賠法)における等級に該当するか、申請を行うことになります。申請の結果、自賠法の等級に該当する場合には、等級に応じた慰謝料等が支払われることとなります。

この等級認定申請ですが、加害者の加入している自賠責保険会社を通じて、損害保険料率算出機構というところに申請がなされます。そして、損保料率機構がどの等級に当たるのかor当たらないのかを判断します。

そしてこの申請に際して、

  1. 被害者が自賠責保険会社に直接認定申請をする「被害者請求」
  2. 加害者の任意保険会社が自賠責保険会社に認定申請をする「事前認定」

の2パターンがあるのです。

「被害者請求」「事前認定」どっちの方がいいの?

被害者請求の場合、被害者が直接自賠責保険会社に資料を出すことができるので、書類提出の過程の透明性が保たれています。その反面、自分で資料を集める必要があるので、若干手間がかかります。

他方、事前認定の場合には、加害者加入の任意保険会社がすべての資料を揃えるため、被害者自身に特に手間はかかりません。
しかし、加害者加入の任意保険会社が自賠責保険会社に書類を出す過程において、どのような書類が出されているのか知ることはできず、透明性に疑問が残ります。また、被害者にとって有利な資料がきちんと出されているのかも確認することができません。

そのため、若干の手間はかかりますが、等級認定申請の際には、被害者請求を行うことをおすすめします。 私たちが代理をさせていただいた交通事故事件においては、お客様から事前認定のご要望が無い限り、すべて被害者請求を選択しています。

被害者請求のポイント

被害者請求をする場合、まず、診断書や後遺障害診断書を提出しますが、その内容に謝った点や足りない点がないかを検討します。そして、問題点を発見した場合には、主治医に面談を求めるなどして、問題点を訂正してもらうよう交渉をします。
この時にやみくもに訂正を求めても主治医は訂正に応じない場合も多いので、私たちは当該被害者の方の症状や現在の状態からしてどのように訂正して欲しいか等を伝えることを心がけています。

次に事故状況が正しく書類に反映されているかを検討します。
等級認定申請の場合、醜状痕など、調査事務所での面接が行われる場合以外は原則出した書類のみで等級の有無を判断されます。

そのため、提出書類において、事故状況を正しく反映している書類が出されているかは重要なポイントになります。
私たちは、被害者請求において、事故の大きさや事故による衝撃の大きさがきちんと伝わるように工夫して請求するよう心がけています。

(文責:弁護士 前原 彩

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