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2013年11月 月刊ベストファーム特集

<メディア等取材>
2013年11月発行の月刊ベストファームのによつば総合法律鵜事務所が取り上げられました。

2013年11月 月刊ベストファーム特集『士業の新時代の扉を開けるのは誰だ?!』

CHANGE THE OPERATION

他の事務所が取り扱っているのと同じ分野の仕事を、
他の事務所が取り扱わない方法で行う

弁護士法人よつば総合法律事務所/代表弁護士・大澤一郎
千葉県柏市・従業員23名

「もっと手前の、早いタイミングから事件に係っていく。底の部分は今までの弁護士の仕事とはちょっと違う分野です。
でも、手前から係ることで、お客様の未来の選択肢を増やすことができます」

ベストファーム

「うちは古風な事務所ですよ」と笑みを浮かべて語る、代表の大澤一郎氏。集客の中心が都内大手事務所が行っているようなWebではないことを指して「古風」であると言うのだが、その一方で、大手事務所の顧客との接点は、大手よりも「早く」、そして、その発想は「新しい」。

うちの事務所の特徴は、取り扱っている事件は他の事務所と同じでも、他の事務所が取り扱っていない方法で行っていることです。それはどんな事件でも、できるだけ手前の、早い段階で相談してもらうというやり方です。

例えば交通事故の依頼の場合、通常は本人が病院で治療を終えてから弁護士に依頼に来てください、という段取りを組むのがほとんどです。でもうちでは、「事故が起きたらその直後に相談してください」とお伝えしています。
離婚であれば遅くとも別居前に、相続はできれば具体的な相続発生前に、そして刑事事件でも逮捕されてからではなく自分が事件を起こしてしまった段階で依頼してもらうようにしているのです。

とにかく私はいわゆる「紛争部分」に入る前、もっと早い段階から弁護士が係っていった方が絶対いいと思っているんです。それを実際に始めたのは、それが当たり前と思っていたからです。特に交通事故の事件を取り扱い始めてからはそう考えるようになりました。弁護士であれば、本当はみなさんもよくわかっていることだと思いますよ。ところが、そういうやり方をしている事務所は少ないのです。確かに、従来の弁護士業務とはちょっと違う領域 ~交通事故でいえば医療の分野~ などに関わることになるかもしれませんけどね。

「早い段階から係った方が解決しやすいのは間違いないです!手間は…どうでしょう。
実際やってみると、言うほどでもない気がします」

通常より「手前の段階」から仕事を受けるということは、より多くの工程やコストを増やすことにならないのだろうか。
それでもあえて弁護士業務の接点を広げるメリットは、一体どこにあるのだろう?

どんな事件でも、初期段階から相談してもらった方がスマートに解決しやすいのは間違いありません。かかる手間のことなどを考えて、みなさんは手を出さないのかもしれませんけど、実際は言うほどではないですよ。平均すれば、結局同じくらいの手間で済んでいるのではないかと思っています。

例えば、離婚でケンカして散々揉めて「裁判所に申し立てられました!」というところからの依頼よりも、「今から離婚を考えているんだけど…」ということろから相談してもらった方が、いろいろと作戦の選択肢が出せる余地が残っているので、仕事として遥かにやりやすいんですよね。

逆に、修復できないくらいぐちゃぐちゃの状態になったものを持ち込まれた方がかえって大変です。その状態から弁護士にできることは、どうしても限られてしまいますから。

そういった事件では、「最初にこうしておいてくれればよかったのに」ということがたくさん出てきます。最初から自分たちが事件に係っていれば、それを都度正していくことができるので、結果的にスムーズな解決につなげられることが多いんです。それば業務上の大きなメリットになっていますね。

「お客様が望むのは、最初から最後までトータルで任せられる”専門の弁護士”。後処理だけではニーズと合致しない」

事件の”手前”から係った方が解決しやすい ーー 言われてみれば確かにその通りだが、その段階から顧客を獲得するためには特別なマーケティングが必要となるはずだ。同事務所はどうやって顧客との接点を作っているのだろうか?

お客様にはとにかく、「できるだけ早く相談してください」ということを伝えていきたいので、WEBサイトに、なぜその時点で弁護士に相談しなければいけないのかを掲載したり、かつてのお客様や紹介者に対して定期的にニュースレターを発行したりしています。

主に弁護士に相談するタイミングについて、「こういうときはこの段階で依頼しなければならない」という内容を繰り返し発信しています。営業やマーケティングというより、少し大げさに言うと、新しい価値観を社会に理解していただく活動です。

それに何より、実際「手前の段階」から依頼してもらうと、まずはお客様側の選択肢が広がるというメリットがあるんです。揉める前に先手を打って「こうした方がいい」という提案ができるので、お客様自身も納得したうえで対処法を選べる。そういう点で、お客様の満足度が高くなることも重要なポイントだと思います。

そもそも最近は「弁護士に相談したい」ではなく「専門の弁護士に相談したい」というニーズが強くなっているように感じています。お客様がイメージする「専門の弁護士」って結局、初期段階から最後までトータルで任せられる人だと思うんです。だから今までのような「何か起きた後の処理だけ」というやり方では、お客様の期待に合致しなくなっているのではないでしょうか。

「とにかく早く相談を。”手間から係る”というやり方を、他の法律事務所にも広めていきたい」

近年「予防法務」という分野に取り組む事務所も増えている。しかし、大澤氏が実践しているのは、そうした新しい分野の開拓ではない。商品の提供の仕方を変えたという点に大きな特徴がある。

日本の弁護士は”後の段階”で係りすぎなんだと思います。例えばアメリカの場合、交通事故一つとっても”アンビュランス・チェイサー(ambulance chaser:交通事故にあった人の救急車を病院まで追いかけて、弁護士がクライアントを獲得すること)”というものがあるほどです。でも、誤解を恐れずに言えば、本来弁護士の仕事って良い意味でそういうものだと思うんですよね。

お客様側にベストな選択肢を提供できるだけでなく、弁護士側もスムーズに仕事ができる、ですから私は、他の弁護士に対してもこの考え方を広めて、弁護士がお客様のためにより役に立つ存在にしたいと思っています。交通事故や離婚・相続・刑事事件などはもちろん、他にも企業の債権回収、労務トラブル、企業間の訴訟などにも同様に、早い段階で依頼してもらえれば、どうしようもなくなる前に何かしらの手を打つことができるということ。その点を今後も引き続き伝えていきたいと思います。(月刊ベストファーム大島悠)