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交通事故知識ガイド高次脳機能障害Q&A

高次脳機能障害で入院中の雑費は損害として認められますか。

弁護士からの回答

代表弁護士大澤一郎

入院1日当たり1,500円が認められます。

高次脳機能障害と入院期間

頭部外傷により高次脳機能障害となってしまった場合、事故直後の急性期には入院となってしまっていることが多いでしょう。また、最終的な後遺障害次第ですが、症状固定後も長期の入院や施設への入所が必要となってしまうことも多いです。

高次脳機能障害と入院雑費

頭部外傷により入院となってしまったような場合、長期間の入院を余儀なくされることが多いです。入院中は、様々な雑費が損害として発生します。そして、治療費分とは別の費用として、入院雑費が損害として認められます。

日額1,500円

弁護士が代理した場合、裁判の場合の基準は日額1500円の入院雑費が認められます。保険会社の提示額は日額1100円程度となっていることも多いですが、弁護士が代理をした場合にはほぼ100%の確率で日額1500円の賠償となります。

上記諸雑費に含まれる項目

(1)日用品雑貨費、(2)栄養補給費、(3)通信費、(4)文化費(新聞雑誌代、ラジオ、テレビ賃借料)、(5)家族交通費等が含まれます。

将来の介護雑費

高次脳機能障害の症状が残存し、将来的に病院又は施設への入所が継続すると見込まれる場合があります。このような場合も日額1,500円前後の将来の介護雑費が認められることがあります。ただし、将来の介護雑費は必ず発生するものであるかどうか未確定であるため、具体的にどのような項目についてどれくらいの金額が発生するのか否かを個別具体的に検討することが必要です。(1)介護雑費として請求する費用の具体的な内訳・内容、(2)請求する項目の必要性、(3)請求する項目の将来にわたる支出の蓋然性を個別具体的に検討することとなります。

その他

  • 入院雑費は治療費とは別項目です。治療費とは別の損害項目として入院雑費の損害は認められます。
  • 入院雑費については比較的定額化されていますので、個別の金額について主張・立証を特別しなくても過去に入院していた期間については日額1,500円が認められる傾向にあります。
  • 高次脳機能障害で入院の場合や高次脳機能障害で施設に入所するような場合には、入院期間・通所期間が非常に長くなることが予想されます。そのような場合には、将来分の入院雑費の請求を忘れずに請求するようにしましょう。既に支払った分の費用は忘れずに請求したとしても、今後発生する可能性のある費用の分は請求を忘れることがありますので注意しましょう。

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