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交通事故に遭い、病院で治療中に今後は別の車にぶつけられました。最初の事故と2回目の事故は保険会社が違うのですが、私の治療費はどちらの保険会社が出すのですか?

2019年03月13日
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交通事故に遭い、病院で治療中に今後は別の車にぶつけられました。最初の事故と2回目の事故は保険会社が違うのですが、私の治療費はどちらの保険会社が出すのですか?


負傷部位によって取扱いが異なります。2 回の事故で同一箇所を負傷した場合には2回目の事故が起こった時点で2回目の事故の保険会社に治療費支払い義務が引き継がれます。
異なる部位の場合には、1回目の事故の負傷部位については1回目の事故の保険会社、2回目の事故による負傷部位については2回目の事故の保険会社が治療費を支払います。


交通事故 : 異時共同不法行為


◆異時共同不法行為とは


交通事故は、民法上の「不法行為」の1種です。そして複数の加害者が共同して1つの不法行為を行うことを「共同不法行為」と言います。


共同不法行為の場合、複数の加害者の責任は「連帯責任」となり全員が全額の損害賠償義務を負うのが基本です。


しかし異時不法行為の場合には、これとは異なる考え方となります。異時不法行為とは、異なる時点において異なる加害者から1人の被害者に対して行われる共同不法行為です。


交通事故に遭った被害者が治療中に再度交通事故に遭った場合、1回目の事故の加害者と2回目の事故の加害者は「異時共同不法行為」の関係になります。


この場合、複数の加害者がすべての損害について連帯するのではなく、それぞれが発生した損害について責任を負います。




◆異なる部位を負傷した場合


1回目の事故と2回目の事故で、被害者が異なる部位を負傷した場合には、どの損害をどちらの加害者が発生させたのか明確に区別できます。


そこで1回目の事故による負傷部位の治療費は1回目の加害者の保険会社、2回目の事故による負傷部位の治療費は2回目の加害者の保険会社が負担します。



◆同一部位を負傷した場合


1回目の事故と2回目の事故の負傷部位が同じ場合にはどのように考えるのでしょうか?


この場合、基本的には1回目の事故から2回目の事故が起こるまでの治療費は1回目の加害者の保険会社が支払い、2回目の事故が起こってからの治療費は2回目の事故の保険会社が負担します。


2回目の事故以降の治療は2回目の交通事故によって発生したと考えられるからです。




◆1回目の事故と2回目の事故の責任が明らかでない場合


ただし現実には、1回目の事故と2回目の事故の負傷部位が同一か異なるか明確に区別できず、どちらにどれだけの責任があるかを判断するのは困難なケースも多々あります。


そのような場合、1回目と2回目のそれぞれの交通事故の状況に鑑みて、それぞれの加害者の損害発生への「寄与率」を算定し、その割合に応じてそれぞれの保険会社が治療費を支払っています。


2回目の交通事故時に1回目の事故による負傷がどの程度まで回復していたのかなどの要素によって寄与率が異なってきます。




交通事故に何度も遭ってしまう方もおられます。治療費その他の賠償問題でお悩みでしたら、お気軽に弁護士までご相談ください。


▼参考記事

(よつば総合法律事務所 弁護士 松本達也)

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