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よつばの特長よつばの交通事故への「想い」と「こだわり」

08 高次脳機能障害と家族の会(弁護士 前田 徹)

高次脳機能障害の特徴

高次脳機能障害家族の会交通事故により、頭部に強い衝撃を受けると、高次脳機能障害の後遺障害が残ってしまうことがあります。

高次脳機能障害の症状としては、記憶障害(例:新しい経験や情報を覚えられなくなる。)や、注意障害(例:気が散りやすい。)、遂行機能障害(例:時間通りに行動できない。)、言語障害(例:単語が出てこない。)、社会的行動障害(例:感情のコントロールができない。)といったものが挙げられます。

高次脳機能障害の特徴としては、外見からは分からないので、他の後遺障害と比べてその症状が交通事故の影響であることが気付かれにくいということが挙げられます。
実際に、私が担当した案件でも、事故後入院中には、医師が高次脳機能障害であることに気付かず、退院後、ご家族が弁護士に相談している際に高次脳機能障害が疑われ、その後病院で詳しい検査をした結果、高次脳機能障害であることが判明したということがありました。

高次脳機能障害と真の被害者救済

私は、高次脳機能障害の被害者の方の案件を複数経験し、病院での医師の診断の場面にも複数回同席させていただきました。
その際に感じたことは、高次脳機能障害は、外見からは分からず、明確な治療方法も確立しているとは言い難い状況であることから、被害者ご本人やそのご家族が周囲から孤立してしまい、苦悩しているということでした。弁護士としては、加害者にしっかりと金銭的な損害の賠償をしてもらうことは当然ですが、果たしてそれだけで被害者及びそのご家族の真の救済になるのか、悩む場面も多くありました。

高次脳機能障害に詳しい複数の医師から、今後の生活にあたり、“高次脳機能障害の患者とそのご家族が社会的に孤立しないように、社会的な支援とつながりを持つこと”の重要性を解かれました。
これをきっかけに、私は千葉県内で、高次脳機能障害の被害者やそのご家族が、参加できる家族会などの団体を探し、見学させていただく機会を持ちました。

高次脳機能障害と家族の会

千葉県内には、高次脳機能障害の家族会が複数存在し、素晴らしい活動をしていらっしゃいます。ある団体では、医療関係者等の協力を得て、定期的にグループ学習を行ったり、福祉施設などの情報提供等も行っており、被害者とそのご家族が社会的に孤立しないように活動されておられます。私は、その献身的な活動に感銘を受けました。

当事務所としても、そのような団体が継続して活動していけるよう協力をしていきます。例えば、弁護士を身近に感じていただき、活用していただくために講演などをさせていただいております。

今後も、家族会の活動を支えていくのと同時に、交通事故で高次脳機能障害になられた被害者とそのご家族の方が、希望されれば、家族会をご紹介し、よりよい生活につなげていっていただきたいと考えております。このように、当事務所では、今後も真の被害者救済を考えて活動をして参ります。

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