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よつばの特長よつばの交通事故への「想い」と「こだわり」

64 交通事故被害のない社会と技術進歩(弁護士 大澤 一郎)

私の父から教えてもらったこと

私の両親は今も健在で、元気に茨城県取手市で住んでいます。

父の父(私の祖父)は父が大学生のころに死亡しています。私も当然祖父が生きている姿を見たことはありません。
父から聞いた話によると、祖父は仕事の帰りに車に引かれて亡くなった(交通事故・通勤労災)とのことでした。確かに、平成26年に亡くなった祖母は労災保険からお金をもらっていた旨を話していました。

夜に飲酒をして歩いていたところ、車に引かれてしまったとのことです。当時父は大学生でしたので、その後色々大変なことがあったそうです。

交通事故は被害者も加害者も不幸にします

弁護士は、交通事故の加害者になって正式な刑事裁判になると、弁護士の資格がなくなります。
(正確に言うと、刑事事件の判決で罰金刑を超える判決を受けると資格がなくなります。)

今までに何人も、交通事故で資格がなくなった同業者のことを知っています。
もちろん、交通事故は加害者が悪いに決まっているのですが、被害者の一生のみならず、加害者の一生も変えてしまうのが交通事故です。

技術の進歩と交通事故被害者の減少

現在、自動ブレーキ、自動運転の技術が進んできています。様々な予測がありますが、あと10年~20年位すると、自動運転が一般的に普及してきて、交通事故が著しく減ると予想されています。とてもよいことだと思いますし、より一層の技術の進歩を期待します。

また、現在でも交通事故の被害者は減り続けています。警察庁交通局の統計「交通事故の発生状況」によると、交通事故の負傷者数は減ってきています。

負傷者数 平成14年116万7,855人
平成15年118万1,431人
平成16年118万3,120人
平成17年115万6,633人(以降毎年減少してきています)
平成18年109万8,199人
平成19年103万4,445人
平成20年94万5,504人(100万人を切りました)
平成21年91万115人
平成22年89万6,208人
平成23年85万4,493人
平成24年82万5,396人
平成25年78万1,494人(80万人を切りました)
平成26年71万1,374人
(平成14年→平成26年で30.1%減少)

ドライブレコーダーの普及

事故状況を録画しておけるドライブレコーダーも最近普及しています。
客観的な事故状況の把握ができれば被害回復が容易になりますので、ドライブレコーダーの普及という技術進歩もとても望ましいことと言えるでしょう。

20年後の未来

「昔は交通事故というのがあって、人がたくさん死んだり怪我をしていたんだよ」と私たちの世代が子供や孫に教える時代がくるかもしれません。
技術が進歩し、交通事故の被害が少しでも減っていく社会になれば本当によいと思います。

(文責:弁護士 大澤 一郎

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