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交通事故知識ガイド交通事故と物損Q&A

代車使用料が損害として認められるのはどのような場合ですか?

Q5:代車使用料が損害として認められるのはどのような場合ですか?
A代車使用の必要性があり、代車を使用することが相当な場合に代車使用料が損害として認められます。ただし、代車の使用期間が一定期間に限られる場合が多いです。

代車ってなに?

代車代車とは、事故によって傷ついた車両を修理している間に、代わりに乗る車両のことをいいます。

代車といっても、レンタカーであったり、修理先から借りるものであったり、タクシーに乗る場合があったりなど、その形態はさまざまです。

代車使用料は交通事故の損害として認められるのか?

代車使用料が損害として認められるためには、代車使用の必要性があり、かつ、代車を使用することが相当であると認められることが必要で、実際に代車を使用することが条件となります。

「代車使用の必要性があり相当性がある」というと何のことかよくわかりませんが、
代車使用の必要性がある、というのは、車を使わなければいけない事情があるということです。

つまり、公共交通機関等の代替手段が使用できる場合や、他にも車両を有していてそちらの車両を使えば足りる場合には、代車使用の必要性や相当性がない、と判断される可能性が高まります。

この点について、以下のような裁判例があります。

①水産会社に勤務する被害者について、勤務の性質上、早朝の通勤を要し乗用車を使用する必要があるとして、最初の33日間はレンタカー使用料日額6,000円、残りの26日間は知人の乗用車を日額3,000円で賃借したとして合計額を損害と認めた事例(横浜地裁平成1年6月27日判決)(平成28年損害賠償額算定基準上巻224頁)

②被害者が被害車両以外に2台の外国製車両を含む3台の自動車を所有していたことから、自動車を運転する家族と同居しており、居住地が駅や商業施設と離れていても、代車使用の必要性を認めなかった事例(東京地裁平成25年3月6日判決)(平成28年損害賠償額算定基準上巻224頁)

代車が認められる期間はどれくらい?

代車使用の必要性があり、代車を使うことが相当といえる場合であっても、いつまでも代車を使用していいわけではありません。一般的には、車両の修理にかかる期間は1週間から2週間と言われていますので、その修理にかかった期間の代車使用料は損害として認められます。

それに加え、修理開始までの見積り期間やアジャスターによる車両の状態の確認期間中に代車使用料が発生した場合には、その期間が相当である限り、損害として認められる場合が多いように見受けられます。

また、事故車が全損の場合など、車両を買い替える場合には、修理費用を請求する場合よりも少し長い期間、代車使用を認めてもらえることが多いです。

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