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代車使用料が損害として認められるのはどのような場合ですか?

Q5:代車使用料が損害として認められるのはどのような場合ですか?
A代車使用の必要性がある場合に、相当期間の代車使用料が損害として認められます。

代車ってなに?

代車代車とは、事故によって傷ついた車両を修理している間に、代わりに乗る車両のことをいいます。

代車といっても、レンタカーであったり、修理先から借りるものであったり、タクシーに乗る場合があったりなど、その形態はさまざまです。

代車使用料は交通事故の損害として認められるのか?

代車使用料が損害として認められるためには、代車使用の必要性があり、かつ、実際に代車を使用することが条件となります。

「代車使用の必要性がある」というのは、車を使わなければいけない事情があるということです。

つまり、公共交通機関等の代替手段が使用できる場合や、他にも車両を有していてそちらの車両を使えば足りる場合には、代車使用の必要性がない、と判断される可能性が高まります。

この点について、以下のような裁判例があります。

①原告は、本件ボルボを、母親であり身体障害者である●●の病院への送迎に利用していたことが認められるから、同女の入院時期については不明瞭な部分が見受けられるものの、代車の必要性を否定することはできない。(東京高裁平成27年5月20日判決)(自保ジャーナル1953号127頁)

②被害者が被害車両以外に2台の外国製車両を含む3台の自動車を所有していたことから、自動車を運転する家族と同居しており、居住地が駅や商業施設と離れていても、代車使用の必要性を認めなかった事例(東京地裁平成25年3月6日判決)(平成31年損害賠償額算定基準上巻243頁)

代車が認められる期間はどれくらい?

代車使用の必要性があるといえる場合であっても、いつまでも代車を使用していいわけではありません。一般的には、車両の修理にかかる期間は1週間から2週間と言われていますので、その修理にかかった期間の代車使用料は損害として認められます。

それに加え、修理開始までの見積り期間やアジャスター(事故車両の調査を行い、損傷の程度の確認や修理費の見積り等を行うものをいいます。)による車両の状態の確認期間中に代車使用料が発生した場合には、その期間が相当である限り、損害として認められる場合が多いように見受けられます。

また、事故車が全損の場合など、車両を買い替える場合には、修理費用を請求する場合よりも少し長い期間、代車使用を認めてもらえることが多いです。

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