クロス払いと相殺払い
最終更新日:2026年06月17日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
弁護士 松本 達也
- Qクロス払いと相殺払いとは何ですか?
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クロス払いとは、交通事故の当事者がそれぞれ相手に損害賠償を支払い合うことです。相殺払いとは、交通事故の当事者が互いの損害賠償を相殺し、一方のみが残額を支払うことです。
クロス払いのメリットは①分かりやすいこと、②相殺しないので相手の同意なく手続きが進みやすいことです。
相殺払いのメリットは①一方が他方に振り込むだけで手続きが終わること、②一方だけが支払い、他方が支払わないというリスクを避けられることです。

目次

クロス払いとは
クロス払いとは、交通事故の当事者がそれぞれ相手に損害賠償を支払い合うことです。
お互いに過失がある事故のとき、当事者双方が相手に支払う必要があります。お互いの損害をお互いが相手に支払うのがクロス払いです。
たとえば、50万円の損害が発生した当事者と30万円の損害が発生した当事者がいるとします。過失割合は50%対50%とします。
クロス払いだと次のような計算です。
50万円×50%=25万円
30万円×50%=15万円
一方当事者は他方当事者に25万円、他方当事者は一方当事者に15万円を支払うのがクロス払いです。
相殺払いとは
相殺払いとは、交通事故の当事者が互いの損害賠償を相殺し、一方のみが残額を支払うことです。「そうさいばらい」と読みます。
たとえば、同じように50万円の損害が発生した当事者と30万円の損害が発生した当事者がいるとします。過失割合は50%対50%とします。
相殺払いだと次のような計算です。
50万円×50%=25万円
30万円×50%=15万円
25万円-15万円=10万円
一方当事者が他方当事者に10万円を支払うのが相殺払いです。クロス払いと相殺払いで最終的な損得はありません。
(なお、相殺払いで保険会社が絡むとより複雑になりますが割愛します。)
クロス払いのメリット
では、クロス払いのメリットは何でしょうか?
クロス払いには次のようなメリットがあります。
①分かりやすい
②相殺しないので相手の同意なく手続きが進みやすい
相殺払いのメリット
では、相殺払いのメリットは何でしょうか?
相殺払いには次のようなメリットがあります。
①一方が他方に振り込むだけで手続きが終わる
②一方だけが支払い、他方が支払わないというリスクを避けられる
相殺払いは原則両者の合意が必要
相殺払いは原則両者の合意が必要です。
法律のルールにより、人的損害を相殺するには当事者の合意が必要です。(民法第509条)
物的損害を相殺するには当事者の合意は不要ですが、実務上は当事者が合意した書面を作成した後に振込手続きを行います。
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まとめ:クロス払いと相殺払い
クロス払いとは、交通事故の当事者がそれぞれ相手に損害賠償を支払い合うことです。相殺払いとは、交通事故の当事者が互いの損害賠償を相殺し、一方のみが残額を支払うことです。
クロス払いのメリットは①分かりやすいこと、②相殺しないので相手の同意なく手続きが進みやすいことです。
相殺払いのメリットは①一方が他方に振り込むだけで手続きが終わること、②一方だけが支払い、他方が支払わないというリスクを避けられることです。

- 監修者
- よつば総合法律事務所
弁護士 松本 達也













