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解決事例

事例274頚椎捻挫・腰椎捻挫

自営業者が交差点での出会い頭事故で裁判の結果約100万円を受領できた事例

最終更新日:2023年06月23日

文責:弁護士 大澤 一郎

保険会社提示額 : 40万円

解決額
100万円
増額倍率 :2.5
病名・被害
  • むちうち(首・腰)
怪我の場所
  • 腰・背中
後遺障害等級
  • 認定なし

事故発生!自動車自動車の事故

平成20年、茅野新次郎様(仮名・千葉市美浜区在住)は交差点に青色信号で進入したところ、反対車線から右折をしてくる車両と衝突をする被害にあいました。

首・腰の痛みで6ヵ月程度通院を継続した結果、幸いにも怪我については回復をしました。

しかし、過失の割合について相手保険会社と折り合いがつかず、弁護士に相談・依頼をしました。

相談から解決まで

弁護士による交渉
当事務所が依頼を受け、弁護士が代理して保険会社と交渉をしましたが、交渉は決裂しました。保険会社は、当方が加害者であるような、ひどい過失割合を主張しており、依頼者にとって到底納得できる内容ではありませんでした。

そのため、当方が被害者であることの認定や慰謝料等の支払いを求める訴訟を提起しました。

裁判は1年程度かかり、解決しましたが、最終的には裁判所の判決により当方の主張がほぼ認められる結論となりました。
元々保険会社は、依頼者にも大きな過失があると主張して40万円程度の金額を提示していましたが、約100万円を受領することができました。

当事務所が関わった結果

解決のポイントは以下の点です。

1過失割合の主張

本件ではまず、警察の資料(実況見分調書)を取り寄せて、依頼者の主張に沿う警察の捜査結果を使って、被害者の主張の裏付けを行いました。警察の資料は、通常私人では入手することはできませんが、弁護士法23条に基づく照会をすることで一部ないし全部を取得することができます。そのうち実況見分調書は、当事者が現地で立ち合いながら事故の態様の詳細な説明が、現地の形状を踏まえて記載されているため、重要な資料になります。

また、当方車両・相手方車両の損傷状況の写真から、当方の主張する事故態様が正しいことを主張しました。
本件は、事故があった現地を弁護士が調査した上での撮影した写真なども裁判所に提出しました。
そして、何度も練習をしてご本人に裁判所で話をしていただき、裁判官に当方の主張が真実であることを訴えました。

その結果、当方の主張する事故態様をほぼ認めた判決を得ることができました。

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2通院慰謝料

通院慰謝料については裁判基準で主張をしたところ、主張通りの裁判基準の金額が認められました。

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3解決までの期間について

交通事故に関する裁判を起こした場合、判決までの期間が裁判を起こしてから1年~2年程度のことが多いです。いったん判決が出されても、どちらかが控訴するとさらに時間がかかることもあります。

裁判手続き自体と平行して和解手続きが行われることもあります。裁判前の交渉と違って、裁判所が心証(事件に関する裁判官の印象・判断)を伝えながら、解決水準を提案してくれるので、和解に至るケースが相当数あります。
この和解手続きで手続きが終了する場合には6ヵ月~1年程度で裁判が終わることもあります。

裁判の場合、解決までに期間・労力がかかりますので、弁護士とよく相談・検討をした上で裁判を提起することをお勧めします。
また、裁判をする場合、弁護士費用が高額となることもありますので注意が必要です。

今回は弁護士費用特約付の保険に加入していましたので実質的には弁護士費用の負担0円で解決をすることができました。

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依頼者様の感想

お金の問題ではなかったので最後までやってくれてよかったです。結果も満足しています。

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