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解決事例

事例426左鎖骨骨折

賠償額が10倍に!被害者に不利な過失割合は許しません

最終更新日:2023年04月18日

文責:弁護士 辻 悠祐

保険会社提示額 : 20万円

解決額
210万円
増額倍率 :10
怪我の場所
  • 手・肩・肘
後遺障害等級
  • 14級

事故発生!自転車自動車の事故

平成28年某月、田中さん(仮名・柏市在住・50代後半・女性・兼業主婦)が横断歩道付近を自転車で走行中、十字路を右折してきた自動車に衝突されるという事故に遭いました。

相談から解決まで

左肩が痛い
田中さんは、本件事故によって左鎖骨骨折の傷害を負い、入院及び通院を余儀なくされました。田中さんは、懸命にリハビリを行いましたが、左肩に痛みが残ってしまいました。そこで、田中さんは、保険会社を通じて後遺障害の申請を行いました。その結果、左肩の痛みは、14級9号として後遺障害が認定されました。しかし、保険会社からの和解金の提示額があまりにも低額であったことから、増額の可能性があるのか当事務所に相談に来られました。保険会社からの和解金の提示額は適正な水準からは程遠く、過失割合についても、適正な水準ではなかったことから、依頼を受けて相手方保険会社と示談交渉を行うことになりました。

相手方保険会社は、田中さんの過失が極めて大きいと主張して、低額な和解金の提示しかしてこなかったのですが、過去の裁判例等を提示して粘り強く交渉した結果、適正な水準で和解することができました。

当事務所が関わった結果

当事務所が依頼を受け、示談交渉を行った結果、当初の和解金提示額の10倍以上の水準で解決することができました。

解決のポイントは以下の点です。

1過失割合について

本件は、弁護士費用特約がない事案であったため、ご依頼をいただく前に、ご依頼をいただくことでお客様にメリットがあるのか等をよく検討したうえで受任しました。

本件では、相手方保険会社が田中さんに極めて不利な過失割合を提示しており、適正な過失割合になれば、賠償金額が大幅に増額できることが予想されたために、受任をしました。

相手方保険会社と交渉をした当初は、過失割合について一切譲ろうとせず、不利な過失割合を提示し続けていましたが、当職が過去の裁判例等から適正な過失割合を提示しながら粘り強く交渉を続けていくことで、最終的には適正な過失割合で合意することができました。

2休業損害・入通院慰謝料・後遺障害慰謝料について

弁護士基準で損害額を計算の上で相手方に提示しましたが、当初は応じてもらえず、休業損害・入通院慰謝料・後遺障害慰謝料について大幅に減額した金額を提示されました。

それでも、諦めずに交渉を続けたところ、当初の提示額から大幅に増額した金額で合意することができました。

依頼者様の感想

賠償金額を大幅に増額してくださりありがとうございました。

※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。

本事例へのよくある質問

賠償額が10倍になった理由はどのような理由ですか?
  • 過失割合の交渉が大きな理由です。
  • 例えば、治療費100万円を先に保険会社が支払っていたとします。そして、治療費以外の賠償額が100万円だとします。この場合、過失が50%だとすると、被害者が追加で取得できる額は0円となってしまいます。 (治療費100万円+その他100万円)×50%-治療費100万円=0円
  • 他方、過失割合が10%であれば、被害者が追加で受領できる額は80万円となります。 (治療費100万円+その他100万円)×90%-治療費100万円=80万円
  • このように、過失割合によって大きく示談額は変わってきます。
弁護士費用特約がなくても弁護士に相談・依頼した方がよいですか?
  • 相談はした方がよいでしょう。
  • 依頼をした場合、弁護士費用がかかってしまいます。弁護士費用が発生してもメリットがあるかどうかは弁護士と相談しながら決めましょう。