40代男性会社員の死亡事故について、5700万円を獲得した事例
最終更新日:2023年05月10日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 今村 公治

- 病名・被害
- 死亡
- けがの場所
- 頭部首鎖骨・肩甲骨・肋骨・胸骨足・股・膝
- 最終獲得金額
- 5700万円
- 事例の特徴
- 死亡事故
事故の状況
若槻さん(仮名)は、バイクで道路を直進走行していたところ、脇道から飛び出してきた自動車と衝突しました。
ご相談内容
若槻さんは、交通事故による多発外傷で心肺停止となり亡くなりました。
今後の損害賠償の流れが知りたくて弁護士に相談
事故から数か月過ぎた後に、ご遺族はよつば総合法律事務所に相談します。
若槻さんのご遺族は、弁護士から今後の損害賠償請求の流れについて説明を受けました。弁護士に頼んだ方がよさそうな状況だったので、若槻さんのご遺族は弁護士に頼むことにしました。
弁護士の対応と結果
弁護士は刑事事件の刑事記録を取り寄せて過失割合の確認をしたり、加害者側の保険会社と交渉を重ねたりします。
その結果、合計5700万円を受け取って解決できました。
解決のポイント
1. 適正な金額による解決
交通事故の被害はお金だけで解決できる問題ではありません。もっとも、適正な賠償金を補償してもらう必要はあります。
若槻さんの事故は、逸失利益と過失割合が争いになりうるケースでした。
弁護士が交渉の窓口となることで、弁護士は次のようなアドバイスをご遺族にすることができました。
- 保険会社からの提案内容の意味の確認
- 他の同種事件と比べたときの賠償金額の妥当性
- 最終的に5700万円で合意をすることの妥当性
最終的には、ご遺族もある程度納得したうえでの適正な合意ができました。
2. 死亡慰謝料の増額に成功
死亡事故の慰謝料の裁判での相場は次の通りです。
被害者の属性 | 裁判基準 |
---|---|
一家の大黒柱 | 2,800万円 |
母親、配偶者 | 2,500万円 |
独身の男女、子供、幼児等 | 2,000万円~2,500万円 |
今回の事故では、保険会社が提示する死亡慰謝料は2600万円でした。
しかし、弁護士は、被害の実情や遺族が負った悲しみなどを主張します。
結果として、300万円増額して死亡慰謝料は2900万円となりました。
ご依頼者様の感想
いつも親身に相談にのっていただいたことを感謝しています。本当にありがとうございました。
(千葉県千葉市・40代・男性・会社員のご遺族)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q死亡事故の賠償交渉でもめやすい点はどのような点ですか?
-
次の点がもめやすいです。
- 過失割合
- 葬儀費用
- 慰謝料
- 逸失利益
- Q①過失割合でもめたときはどうすればよいですか?
-
刑事事件の記録をまずは検討しましょう。ただし、死亡事故はお亡くなりになった被害者の証言がありません。そのため、加害者の証言のみに基づいた記録となっていることがあるので要注意です。
死亡事故の過失割合でもめたら、交通事故に詳しい弁護士への相談をおすすめします。
- Q②葬儀費用でもめたときはどうすればよいですか?
-
葬儀費用の裁判での標準的な賠償額は150万円です。
しかし、実際には150万円を超える費用が発生することも多いです。そして、事案によっては150万円を超える賠償が認められることもあります。
葬儀費用でもめたときは、交通事故に詳しい弁護士への相談をおすすめします。
- Q③慰謝料でもめたときはどうすればよいですか?
-
死亡事故の慰謝料はある程度の相場は決まっています。次の通りです。
被害者の属性 裁判基準 一家の大黒柱 2,800万円 母親、配偶者 2,500万円 独身の男女、子供、幼児等 2,000万円~2,500万円 もっとも、事案によっては慰謝料の増額が認められることもあります。
慰謝料でもめたときは、交通事故に詳しい弁護士への相談をおすすめします。
- Q④逸失利益でもめたときはどうすればよいですか?
-
逸失利益とは事故により減った収入への賠償です。死亡事故では逸失利益の計算でもめることが多いです。
逸失利益は計算が複雑です。そのため、逸失利益でもめたときは交通事故に詳しい弁護士への相談をおすすめします。

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 今村 公治