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交通事故知識ガイド下肢及び足指

膝関節その4

膝関節その4 膝窩動脈損傷(しつかどうみゃくそんしょう)

膝窩動脈
鼠蹊部から膝上部まで走行する大腿動脈は、膝窩を通るところで膝窩動脈と名を変えます。
※膝窩とは、膝の後ろのくぼんだ部分、○印です。

膝窩動脈のあるところ

膝窩動脈損傷は、バイクと自動車の衝突で多く発生します。

大腿骨顆部骨折、膝関節脱臼、脛骨・腓骨開放骨折といった膝関節周辺の骨折・疾患を伴うことが多く、血行再建が遅れると、肢切断となる重症例です。
とりわけ、膝関節は相当の外力が加わらないと脱臼しないので、膝関節脱臼が発生したときは、同時に膝窩動脈を損傷することが多いです。

交通外傷による膝窩動脈損傷では、虚血症状が遅発性に発症することが多く、まず、可及的速やかに膝窩動脈損傷を診断し、整復術に先行して血行再建術を行うことが重要とされています。

膝窩動脈損傷における後遺障害のポイント

下肢を膝関節以上で失ったものは、4級5号「一下肢をひざ関節以上で失ったもの」に該当します。