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交通事故知識ガイド交通事故と治療Q&A

むちうちの効果的な治療法はどのような方法ですか。

Q10:むちうちの効果的な治療法はどのような方法ですか。
A薬物療法や理学療法に基づく治療が一般的です。

むち打ち症とは

むちうち症むち打ち症とは、医学的な診断名ではありません。受傷起点、形態から認められる頸部痛等の諸症状を指すことが多いと思われます。

追突事故等による外力が働き、首が急激に振られたことによって、頸部を中心に生じる異常をむち打ち症と言います。具体的な診断名としては、頸椎捻挫、頸部挫傷、外傷性頸部症候群、頸部神経根症などと様々な名前がついているようです。骨折等と異なり、X線上外傷性の異常は認められません。

受傷直後のみならず、翌日から発症することも多くみられ、頸部痛のほか、痺れ、手足の知覚低下、頭痛、めまい、耳鳴り等の諸症状を伴うことがあります。

このような症状を自覚したら、必ず病院、必要に応じて整骨院等の専門機関で治療を受けなければなりません。

安静にする

特に受傷初期は、負担のかかる行為は避け安静にする必要があると言われています。痛みの度合いに応じて、頸椎カラー、頸椎ポリネックなどによる固定がなされることもありますが、筋萎縮・関節の拘縮が生じる可能性があるため、その期間には注意が必要です。

また、急性期を過ぎたら、少しずつ体を動かしていくことも重要だと言われています。

薬物療法

通常の頸部痛の場合、ロキソニン等の消炎鎮痛剤や湿布薬が処方されることが多いです。症状が重い場合には副作用を伴うリリカカプセル等の消炎鎮痛剤が処方されることもあります。

また、可動域制限がある場合は筋弛緩剤が併用されることもあります。

ブロック療法

疼痛が特に強い場合には、ブロック療法が行われることがあります。ブロック療法では、障害を起こしている神経に局所麻酔薬を注入して、痛みを解消します。

注入部位によって、硬膜外ブロック、神経根ブロック、星状神経節ブロック、後頭神経ブロック、肩甲上神経ブロック、肩甲上角部神経ブロックなどの種類があります。

理学療法

物理的刺激を体外から作用させて治療する物理療法と、他動的あるいは自力で身体を動かして治療する運動療法の2つがあります。軟部組織の治癒を促進し炎症をとることを目的として行われます。

物理療法には、頚椎牽引、温熱療法、電気療法、などがあります。温熱療法や電気療法などは、整形外科のリハビリなどでも積極的に実施されている例が多いようです。

運動療法には、可動域訓練、筋拘縮除去法、筋力強化、平衡機能訓練、などがあります。

まとめ

そのほか、症状が重度である場合には手術療法が検討されます。

また、整骨院・接骨院における東洋医学に基づく手技療法、鍼灸療法などが利用される場合があります。

むち打ち症においては、将来に対する不安等の解消が、症状の改善に寄与することもあります。賠償関係や治療後の見通しについては弁護士に早期に相談するなどして、是非不安を解消して怪我の治療に専念することをお勧めします。

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