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交通事故知識ガイド賠償額にかかわる「赤い本」と「青い本」

温泉治療費

赤い本

医師の指示があるなど、治療上有効かつ必要がある場合に限り認められるが、その場合でも額が制限されるようである。

青い本

医師の医療行為以外の症状改善の費用は、医師の指示・承認がない場合には否定的な取り扱いをされることが多いであろう。
また、完全に否定されない場合でも、現実の支払額の一定割合の範囲で賠償が認められることが多い。

自賠責

治療のために必要かつ妥当な実費とする。

解説

(1)温泉療養費用は昔はその相当性をめぐりよく争われた事案です。最近は、温泉療養費が認められる事例は少ないのではないかと考えられます。

(2)温泉療養費用を認めさせるためには証拠として残るような方法による積極的な医師の指示が必要と思われます。

(3)最近は温泉治療費が争いになる事案というのは少なくなっていると思われます。これは、温泉治療という考え方自体が時代との関係で再度の考証を要求されているのだと思います。温泉治療費は交通事故の保険金としては支払われないと考えておいた方がよいと思います。(もちろん、温泉治療の効果を否定するものではありません。そもそも実際に生じた全部の損害が裁判で認められるわけではないという原則からの結果です。)

事例

(1)医師の勧めがあった温泉療養費20万円のうち60%を認めた。