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交通事故知識ガイド賠償額にかかわる「赤い本」と「青い本」

医師等への謝礼

赤い本

社会通念上相当なものであれば、損害として認められることがある。
なお、見舞客に対する接待費、快気祝等は道義上の出費であるから認められない。

青い本

最近の傾向としては医師謝礼を認定した例はあまりない。

自賠責

特別の言及はない。

解説

(1)重篤な状態を手術で乗り切った、あるいは、治療に適切な医療機関を尽力して探してもらったなど、謝礼が支払われるのが当然のような事情があればともかく、単にあいさつ的に謝礼金をおいたという程度の場合には、賠償としての相当性が認められないことが多いです。

(2)最近は肯定例が少ないので医師謝礼については積極的な主張・立証がない場合には否定される可能性が高いと思われます。

事例

(1)献血に来てくれた人や医師、看護婦、ヘルパー等に対する謝礼12万円が認められた。

(2)18歳・男性・専門学校生が植物状態に近い後遺障害(1級)を残した事案につき、植物状態となった被害者の受入先病院が少ないために、その入院先を確保するために必要であったとして、支出した医師謝礼金200万円の内、100万円を認めた。