後遺障害・慰謝料など交通事故は実績豊富な弁護士事務所にご相談下さい
メニュー
交通事故知識ガイド交通事故と治療Q&A

加害者の保険会社から治療費打ち切りを言われていますが、どうしたらよいでしょうか。

Q6:加害者の保険会社から治療費打ち切りを言われていますが、どうしたらよいでしょうか?
A保険会社と交渉をして打ち切りを回避することを目指しましょう。健康保険等を利用しての通院継続や後遺障害申請をする方法もあります。

(文責:弁護士 大澤 一郎

治療費に関する原則

打ち切りに困る

  • 被害者が治療費を病院に支払わなくてもよいことは多いですが、病院に直接治療費を支払うことは保険会社の義務ではありません。
  • 治療費打ち切りの仕組み、治療費を打ち切りされにくい場合、治療費を打ち切りされやすい場合などは「治療費打ち切りへの対抗策」をご参照下さい。

打ち切りの指摘があった場合の対応

・次のような対応方法があります。
保険会社と交渉をして打ち切りさせない。
健康保険を利用して通院を継続し、後日保険会社に請求する。
労災保険を利用しての通院の継続を検討する。
人身傷害保険を利用しての通院の継続を検討する。
事故による治療は一度終了として事故以外の通院という前提で健康保険にて通院する。
事故による治療は終了にして後遺障害申請をする。

・怪我が治らない場合には、「交通事故による怪我が治らない場合はどうしらたらよいですか?」もご参照下さい。

治療費の打ち切りQ&A

Q保険会社が治療費を打ち切りした後、健康保険で通院を継続しました。立替した支払った治療費を保険会社に請求できますか?
Aできる場合とできない場合があります。
【解説】
立替分の請求の可否は次のような事情等を総合考慮して判断します。
①これまでの治療経過及び症状経過
②今後の治療継続による改善の可能性の程度
③治療方法の一般性の程度
④治療方法の身体への負担の程度(侵襲の度合いが大きいかなど)
⑤現在の症状(後遺障害認定の有無)
⑥医師の判断
Q病院の治療費は支払うと言われましたが整骨院の費用は打ち切ると言われました。そのようなことはあるのでしょうか?
Aあります。
【解説】

Q自賠責保険と任意保険では治療費が認められる基準は異なりますか?
A異なります。自賠責保険の方が緩やかに認められる傾向にあります。
【解説】
自賠責保険の傷害部分の支払額上限は120万円となります。
Q加害者任意保険会社、労災保険、人身傷害保険では治療費支払が認められる基準は異なりますか。
A異なることが多いです。
【解説】

  • 加害者任意保険会社が一番治療費について厳しいです。
  • 労災保険が一番治療費について緩やかです。
  • 治療途中での切替は認められないことも多いので、事故当初にどの保険を利用して通院するかを慎重に検討しましょう。
  • 事故後にどの保険を利用して通院を開始するかについては、「相手方任意保険、健康保険、労災保険のどれを使えばよいですか?」もご参照下さい。
Q仮払の仮処分という制度があると聞きました。仮払いの仮処分をすれば治療費の支払は認められるでしょうか?
A一般的には難しいでしょう。
【解説】

  • 仮払いの仮処分は裁判所に申立を行い、暫定的に治療費を支払わせる方法です。
  • 休業損害などで例外的に過去に仮払仮処分が認められた事案はあります。ただし、治療費分を認めさせるのは難しいでしょう。

まとめ

  • まずは保険会社と交渉をして打ち切りをさせないようにしましょう。
  • 保険会社が打ち切りをした場合、健康保険の利用など他の方法を考えましょう。
  • 後遺障害申請も検討しましょう。

(文責:弁護士 大澤 一郎

交通事故と治療Q&A一覧へ戻る

関連リンク