STEP6. 示談案の提示
保険会社の示談案は低額のことが多いです。
個別の項目ごとに漏れや増額の余地がないか検討しましょう。
弁護士への相談を検討しましょう。
(弁護士費用特約がある場合)弁護士に増額交渉を依頼しましょう。
―――― 目次 ――――
示談案の提示
- 治療が終わった後、保険会社から示談案の提示があります。後遺障害申請をした事案の場合には後遺障害認定結果が出た後、保険会社から示談案の提示があります。
- 示談案の具体的な提示時期は保険会社や担当者によって異なります。示談案がなかなか届かない場合、早めに示談案を送るよう保険会社に督促をしてみましょう。
漏れやすい損害項目
主婦の休業損害、有給休暇分の休業損害、通院付添費、(後遺障害認定された場合の)後遺障害逸失利益などは漏れやすい損害項目です。
漏れやすい損害項目の詳細は示談交渉のポイントをご参照下さい。
参考:示談交渉のポイント
増額の可能性が高い損害項目
入通院慰謝料、主婦の逸失利益、(後遺障害認定された場合の)後遺障害慰謝料、(後遺障害認定された場合の)後遺障害逸失利益などは増額の可能性が高い損害項目です。
増額の可能性が高い損害項目の詳細は示談交渉のポイントをご参照下さい。
参考:示談交渉のポイント
また、慰謝料のルールや基準となる金額などは慰謝料増額のポイントをご参照下さい。
参考:慰謝料増額のポイント
示談案の提示Q&A
Q 現在後遺障害申請をして結果待ちです。後遺障害部分以外について先に示談して示談金の振込を受けることはできますか。
- 制度上は可能です。
- 保険会社に「後遺障害部分以外を先に示談したい」「後遺障害部分は後遺障害が認定された場合には別途協議したい」と話してみましょう。保険会社が先に示談案を提示する場合と提示しない場合の双方がありえます。
Q 示談前に慰謝料について一部先払いを受けたいのですが可能ですか。
- 可能な場合と不可の場合があります。
- 保険会社に要請をするのがよいでしょう。
Q 示談前ですがお金がなく生活できません。どうすればよいですか。
- 一部先払いができないかどうか加害者任意保険会社に聞いてみましょう。
- 最終的な示談の手続を急いで進めましょう。
- 自分の保険で支払がある項目がないか確認してみましょう。
Q 保険会社作成の示談案に対して増額要請しました。しかし、増額不可と言われました。どうすればよいですか。
- 交通事故に詳しい弁護士に無料相談しましょう。
- 保険会社作成の示談案が妥当かどうかわかります。
Q 保険会社作成の示談案の言葉の意味がわかりません。どうすればよいですか。
- 交通事故に詳しい弁護士に無料相談しましょう。
- 当事務所サイトのよくある質問の箇所に交通事故の用語説明がありますので参考にして下さい。
参考:よくある質問
Q 保険会社作成の示談案が適正妥当かわかりません。どうすればよいですか。
- 交通事故に詳しい弁護士に無料相談しましょう。
- (弁護士費用特約がある場合には)弁護士に依頼しましょう。
Q 保険会社から示談案を出せないと言われました。どうすればよいですか。
- 示談案を出せないというのは何か複雑な事情がある場合が多いです。例えば、加害者本人が保険利用を拒んでいる場合、追加で支払う金銭はないと保険会社が認識している場合などです。
- 交通事故に詳しい弁護士に一度相談をして、今後の方針を検討することをお勧めします。
示談案の提示のまとめ
- 保険会社の示談案は低額のことが多いです。
- 個別の項目ごとに漏れや増額の余地がないか検討しましょう。
- 弁護士への相談を検討しましょう。
- (弁護士費用特約がある場合)弁護士に増額交渉を依頼しましょう。