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交通事故知識ガイド各損害の損害賠償基準の詳細解説

入院雑費

入院雑費の損害賠償基準

損害賠償の基準

(赤い本と青い本は賠償基準をまとめた本です。自賠責保険は加入義務のある保険です。)

赤い本の損害賠償基準

  • 1日につき1500円。

青い本の損害賠償基準

  • 入院中の諸雑費として入院1日につき1400円~1600円

自賠責保険の損害賠償基準

  • 療養に直接必要のある諸物品の購入費又は使用料、医師の指示により摂取した栄養物の購入費、通信費等とする。
  • 入院1日につき1100円とする。
  • 立証資料等により1日につき1100円を超えることが明らかな場合は必要かつ妥当な実費とする。

入院雑費Q&A

Q入院雑費にはどのようなものがありますか?
A日用品雑貨費、栄養補給費、通信費、文化費、家族交通費等があります。

【解説】

日用品雑貨費
・寝具、衣類、洗面具、食器等購入費などです。
栄養補給費
・栄養剤などです。
通信費
・電話代、切手代などです。
文化費
・新聞雑誌代、ラジオ、テレビ賃借料などです。
家族交通費
・お見舞いの費用などです。

Q入院雑費で1日1500円以上支出しています。実際の支出額が認められますか?
A一般的には1日1500円となるでしょう。

【解説】

  • 受傷しなければ支出不要な費用のため、入院雑費は損害賠償の対象となります。
  • 他方、どの範囲が本当に必要な費用なのか不明確な場合も多いです。
  • そのため、入院1日当たりの金額を1500円と定額にする事案が多いです。
  • なお、特殊事情がある場合、1500円を超える入院雑費が認められることもあります。
Qどういう場合に1500円を超える入院雑費が認められますか?
A遠隔地の病院に入院している場合、重症の入院で雑費が多額に発生する場合の入院などがありえます。

【解説】

  • 一般的には1日1500円となるでしょう。
Q個別に領収書等を集めて証明をすれば1日1500円を超える入院雑費が認められますか?
A一般的には1日1500円となるでしょう。

【解説】

  • 1日1500円という入院雑費は個別の支出額の証明の有無を判断するのが煩雑のため定められた基準です。
  • そのため、領収書等を集めて証明をしても一般的には1日1500円となるでしょう。
  • ただし、相手保険会社が領収書の金額を全て認めて入院雑費を支払うということもあります。
Q入院の家族の付添費は認めれますか?
A入院付添費という項目で認められることがあります。

【解説】

  • 入院付添費は1日あたり6500円が標準です。詳細は入院付添費の解説をご参照下さい。
Q家族の交通費が入院雑費とは別途認められることはありますか?
A重症の場合などはありえます。

  • 重症で入院付添の必要が高い場合、家族の交通費が入院雑費とは別途認められることがありえます。
Q症状固定後の雑費も損害賠償として認められますか?
A重度の後遺障害が残った場合等は認められることもあります。

【解説】
将来雑費の解説もご参照下さい。

過去の具体的な事例

東京地方裁判所平成21年12月4日判決

【結論】

  • 1日1500円が入院期間の760日合計114万円認められた

【理由】

  • 標準的な基準

大阪地方裁判所平成2年8月6日判決

【結論】

  • 1日2000円が認められた

【理由】

  • 病院が被害者の自宅から遠方
  • 多額の通信費が発生

千葉地方裁判所平成10年12月25日判決

【結論】

  • 1日1700円が入院期間の33日合計5万6100円認められた

【理由】

  • 事故日から33日で死亡
  • 症状が重症

まとめ

  • 入院雑費は1日1500円が認められることが多いです。

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