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交通事故知識ガイド後遺障害等級

後遺障害8級

Q後遺障害8級とはどのような後遺障害が残った場合でしょうか。
A後遺障害8級とは以下のような後遺障害の1つが残った場合となります。
  1. 1眼が失明し、又は1眼の視力が0.02以下になったもの
  2. 脊柱に運動障害を残すもの
  3. 1手のおや指を含み2の手指を失ったもの又はおや指以外の3の手指を失ったもの
  4. 1手のおや指を含み3の手指の用を廃したもの又はおや指以外の4の手指の用を廃したもの
  5. 1下肢を5センチメートル以上短縮したもの
  6. 1上肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの
  7. 1下肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの
  8. 1上肢に偽関節を残すもの
  9. 1下肢に偽関節を残すもの
  10. 1足の足指の全部を失ったもの

後遺障害8級の慰謝料について

後遺障害8級の場合、裁判での標準の慰謝料は830万円です。

赤い本(平成30年)によると、一番高い事案で1,200万円という事案があります。
これは、後遺障害8級であることに加えて19歳・女性で人工肛門が必要であること、通常分娩が困難であること、腹部に複数の醜状痕があること等の女性としての特徴を加味した内容となっています。
一般に、男性よりも、女性の方が、醜状痕等については後遺障害として重いものとして評価される傾向にあります。

女性の醜状痕がある場合には、後遺障害等級非該当の醜状痕であったとしても、写真を証拠で提出する等して、慰謝料の増額事由を主張すべきです。

後遺障害等級8級の具体的な慰謝料について

  • 裁判での標準額 830万円
  • 赤い本での最高額(平成30年版) 1,200万円

後遺障害8級において注意すべき点

下肢短縮は忘れやすい後遺障害です。医師も検査を見落としがちなのできちんと検査をして、後遺障害診断書に記載してもらいましょう。
また、せき柱の運動障害は、せき柱の変形障害と比べると、裁判で逸失利益等が争われにくくなります。変形障害のみでの後遺障害等級を目指さずに、運動障害があるのであれば運動障害での後遺障害認定を目指した方がよいでしょう。

さらに、偽関節、関節用廃等基準が抽象的な記載にとどまっているものも多くありますので、これらの後遺障害の場合には専門家への相談をした方がよいでしょう。