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交通事故知識ガイド後遺症(後遺障害)

将来介護費について

将来介護費とは

解説者の弁護士大澤一郎

将来介護費とは、後遺障害の症状固定時に介護が必要な後遺障害が残った場合の介護費です。
職業付添人を依頼する場合と家族等近親者が行う場合によって将来介護費の相場は異なってきます。

職業付添人の将来介護費

(1)判決によって開きがありますが、日額1万円から3万円台の間が多いです。
(2)最近では、後遺障害等級1級の場合に、日額1万5,000円から1万8,000円の間に認めたものが比較的増えています。
(3)日額2万円を超えるものについては、24時間体制での看視が必要な場合、複数の職業付添人が必要な場合など介護の負担が特に重い場合となります。

近親者付添人の将来介護費

判決によって開きがありますが、後遺障害等級1級、2級の事例では、概ね日額4,000円から1万円の範囲が多いです。

両者の区別について

職業付添人介護の必要性の蓋然性を判断する場合には、
(1)被害者の要介護状態(後遺障害の内容・程度、被害者の状態・生活状況、必要とされる介護等)、
(2)現在に至るまでの介護体制及び介護者、
(3)被害者と同居する近親者の有無及びその身体的な介護能力(年齢・体格・体調等)、
(4)被害者と同居する近親者の就労の有無、就労の意向、終了準備状況、就労の実績など
が判断要素として考慮されます。

将来介護費について

将来介護費については、保険会社との間において重大な争いとなることが多いです。将来にわたっての介護が必要な場合、今後のご家族の生活のことも考え、早めに弁護士等の専門家にご相談下さい。

参考文献:赤い本2011年版「重度後遺障害の将来介護費の算定に関する諸問題」