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交通事故知識ガイド高次脳機能障害Q&A

高次脳機能障害で車イスが必要となった場合に車イス分の請求は認められますか。

弁護士からの回答

弁護士川崎翔の画像解析

認められる確率が高いでしょう。

高次脳機能障害と車イス

高次脳機能障害の場合、失行・失認などの症状が発生することができます。行動できない、認識できないという症状ですので体を事故前のように動かすことが難しいことがあります。また、頭部外傷と併せて、骨折などの怪我が発生することもありますので、その場合にも車イスが必要となることがあります。

車イスの種類について

車イスについては、自分で全て動かす自走用標準型、介助者が動かす介助用標準型、電気で動く電動型があります。安い商品もありますが、高い商品ですと100万円を超えるような商品もあります。

車イス相当額の賠償について

本件事故により車イスの使用が必要となった場合、本件事故と相当因果関係がある損害として車イス相当額の賠償が認められることが多いでしょう。もっとも、車イスには様々なグレードなどがあることから、購入金額全額が損害額として認められるかどうかが争いとなることもあります。争いになった場合には、現在の後遺障害との関係でグレードの高い車イスが必要であることを証明していく必要があります。

耐用年数について

車イスの耐用年数は限られていますので、買替をすることを前提としなければなりません。その場合、その後の買替分の車イスの費用も認められることが多いでしょう(ただし、中間利息を控除する必要があります。)。既に購入済みの車イス分の損害賠償請求はしていても、将来分の車イスの損害賠償請求を忘れないように注意しましょう。将来分の車イス費用は現実的にはまだ支払をしていませんので損害項目から漏らしやすいです。

その他

  • 介護保険を利用することにより車イスを利用できる可能性があります。介護保険は40歳から64歳までの特定疾病により介護が必要と認定された場合、65歳以上で介護が必要と認定された場合に利用できます。
  • 市町村の公的補助制度などを利用することにより車イスを利用できる可能性があります。
  • 自宅介護を行うような場合には、車イス以外にも様々な介護用品が必要となってきます。必要な用品の一覧を作成して、どのくらいの頻度でどのくらいの量が必要なのかということをまとめて請求していく必要があります。
  • 車イスが必要となるような被害にあってしまった場合、他にも様々な損害を被っている可能性があります。また、後遺障害認定が適正かどうかを検討する必要があります。交通事故に詳しい専門家に必ず一度はご相談するようにしてください。

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