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交通事故知識ガイド高次脳機能障害Q&A

高次脳機能障害で入院中の入院個室代は損害として認められますか。

弁護士からの回答

弁護士川崎翔の画像解析

原則として認められないことが多いですが医師の指示がある場合などは認められます。

入院個室代

入院個室代については原則として入院する人の自己負担と考えられています。しかしながら、以下のような事情がある場合には交通事故と相当因果関係がある損害として認められる可能性があります。

医師の指示があった場合

医師の指示があった場合には、入院個室代は損害として認められる確率が高いでしょう。具体的には、カルテや診断書に個室での入院を必要とする事情が記載されているような場合です。

症状が重篤の場合

症状が重篤の場合、入院個室代は損害として認められる確率が高いでしょう。症状が重篤な場合には、大部屋での入院には適していないからです。

感染症防止の必要がある場合

感染症防止の必要がある場合、入院個室代は損害として認められる確率が高いでしょう。感染症防止の必要がある場合には、大部屋での入院には適していないからです。

空室がなかった場合

空室がなかったような場合は入院個室代は損害として認められる確率が高いでしょう。

その他の場合

  • 個室等を利用した方が治療面でよい効果が期待できるという事情があるような場合は入院個室代が認められることがあります。
  • 救急患者・術後患者であって、症状が重篤なため安静を必要とする場合には入院個室代が認められることがあります。
  • 常時監視を要し、適時適切な看護及び介助を必要とする場合には入院個室代が認められることがあります。
  • 免疫力が低下し、感染症に罹患するおそれのある場合には入院個室代が認められることがあります。
  • 集中治療の実施、著しい身体的・精神的苦痛を緩和する必要のある終末期の場合には入院個室代が認められることがあります。

将来の入院個室代

認められないことも多いかと思いますが、事情によっては認められる可能性もあります。

その他

  • 相手保険会社によっては、症状が重篤な事案などでは入院個室代を厳密に争わないことも多いです。保険会社が争ってきた段階で具体的な反論を検討するということでもよいでしょう。
  • 被害者の回復を最優先にすべきですので、結果的に全額の賠償が認められない事案であったとしても、個室を利用した方が望ましいこともあります。特に頭部外傷の場合には、事故直後の治療や事故から近い時期のリハビリが重要となってきますので、怪我からの回復を最優先に考えた判断をした方がよいでしょう。

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