社会復帰のために誰に相談すればよいでしょうか。
弁護士からの回答
病院(地域支援拠点機関)に所属する支援コーディネーターや弁護士に相談することがよいでしょう。
特に、後遺障害等級認定及び加害者側保険会社との交渉は必ず弁護士に相談してください。
特に、後遺障害等級認定及び加害者側保険会社との交渉は必ず弁護士に相談してください。
地域支援拠点機関(病院)の役割について

地域支援拠点機関(病院)の役割は以下の通りとされています。
- 地域の高次脳機能障害者本人、家族、市町村などから寄せられる医療・福祉・職業の各分野における総合的かつ専門的な相談支援
- 高次脳機能障害の支援対象者の社会復帰支援のための支援計画の策定及び継続的調整
- リハビリテーション医療機関、就業などの社会参加支援機関及び地域福祉・施設福祉サービス機関に対する情報提供、助言、専門的技術支援と協働での支援活動
支援コーディネーターについて

地域支援拠点機関(病院)には支援コーディネーターがいます。支援コーディネーターの役割は以下の役割とされています。
- 地域支援拠点機関における支援の中心的な調整を行う。
- 地域支援拠点機関の業務が円滑に行われるように事務を処理する。
- 家族や病院などから寄せられた支援要請に対して支援の必要性を検討する。
- 支援対象者に対して総合的な情報提供や助言を行う。
- 支援対象者に対して、各支援団体における支援ニーズをとらえ、支援計画が適切に実施されるための調整活動を行う。
- 地域支援拠点や関係機関の機能を活用し、支援計画の作成と支援のマネジメントを行う。
支援の種類について
就業支援、就学支援、授産施設支援、小規模作業所等支援、就業・就学準備支援、在宅支援、施設生活訓練支援、施設生活援助などの支援内容があります。現在の症状の程度や年齢に応じた支援がされることとされています。
交通事故の後遺障害認定
社会復帰のためにはお金が必要ですし、また、今後の治療・リハビリのためにもお金が必要です。高次脳機能障害の場合には後遺障害認定がとても重要になってきますので、後遺障害認定に関しては詳しい弁護士に相談してください。具体的には後遺障害診断書の作成を医師に依頼する前には相談した方がよいでしょう。
その他
- 地元の患者団体などでは地元の様々な情報に精通していることもありますので相談してみることもよいでしょう。
- 通院していた病院のソーシャルワーカーは比較的気軽に相談できる窓口です。様々な社会復帰のためにはソーシャルワーカーに相談してみるのも1つの方法でしょう。