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交通事故知識ガイド下肢及び足指

股関節その1

股関節その1 股関節の仕組み

股関節-正面

股関節

股関節は、人間が、直立二足歩行する上で、全体重を支えるという重要な役目を担っています。
股関節は、鼠径部(大腿部の付け根)の奥に位置していることから、膝関節や足関節などと異なり、外側から経皮的に触れることができません。

股関節は、骨盤の左右にある、胴体と両足をつなぐ大きな関節です。
大腿骨の先端部分を大腿骨頭と呼びますが、これは、ボールのような丸い形をしています。一方、骨盤側には、これを包み込んで収納するお椀状の受け皿があります。寛骨臼蓋(かんこつきゅうがい)といいます。
股関節の最大の特徴は、「球関節」とも呼ばれていることからも示されるとおりでして、寛骨臼蓋と大腿骨頭の接合部が球状に接合しているということです。このことにより、関節可動域が大きく広がり、多様な動きができるようになっています。

そして、軟骨や関節包が大腿骨頭を取り囲み、さらに靱帯や筋肉が包み込み、そして股関節につながる大小さまざまの筋肉が複雑に連携しながら、股関節を自由に動かし、やはり多様な動きを可能にしています。

股関節の動きと角度(参考可動域)は、次のとおりです。
伸展15度 屈曲125度

内転20度 外転45度

内旋及び外旋45度
膝を曲げての内旋及び外旋45度

股関節が球関節であることが、その複雑な動きを可能にしています。 普段の生活では、無意識的に、上記の基本運動が同時に行われ、複雑で立体的な動作をしています。

股関節における後遺障害のポイント

脱臼、骨折、軟骨損傷を原因とする股関節の機能障害と痛みの症状が後遺障害の対象です。 骨折後の骨癒合の具合は3DCT画像により、軟骨・関節唇や筋・腱の損傷は、MRIで行います。

股関節の主要運動は、屈曲・伸展、外転・内転の2つですが、参考運動である外旋・内旋にも注意を向ける必要があります。