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交通事故知識ガイド後遺症(後遺障害)

腓骨神経麻痺

解説者の弁護士川崎翔

腓骨神経麻痺は交通事故等の外傷で発生する可能性があります。
腓骨神経は足の神経で、運動麻痺により足関節・足部の障害が発生する可能性があります。

長期の治療により足が拘縮することによっても発生することがありますので注意が必要です。

Q後遺障害認定基準はどのようなポイントですか。
A交通事故の腓骨神経麻痺の場合には、足関節の用廃と足指の用廃で7級の後遺障害が認められることがあります。
また、腓骨神経麻痺の場合には、交通事故での被害の症状に応じて、9級等が認定されることもあります。
Q立証上のポイントはどのようなポイントですか。
A交通事故における腓骨神経麻痺の場合、整形外科医は治療の専門家ではありますが、交通事故における後遺障害認定の専門家ではありません。筋電図検査等の検査を確実に行う必要があります。
まずは、可動域の計測が大切になります。他動・自動双方の数値を記載する必要があります。
神経麻痺の場合、他動では動くが自動では動かないということもありますので、自動の数値の記入も必要です。

また、事故後の治療が腓骨神経麻痺の原因であるとして争われる可能性があります。
その場合、裁判が長期化する可能性があります。

さらに、腓骨神経麻痺の場合、感覚障害があることにより症状が判明することもあります。運動障害のみならず感覚障害の有無もきちんと主治医に伝えましょう。

以上からすると、初回の後遺障害申請の際に、腓骨神経麻痺の症状につききちんと医学的な証拠を付けて申請することが適切な交通事故の後遺症認定のためには必要です。

Q保険金額決定のポイントはどのようなポイントですか。
A後遺症認定がされた場合、時の経過と共に治るとは言えない症状ですので、67歳までの逸失利益を主張する必要があります。実際にも足が自由に動かないことによる支障は極めて重大です。