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解決事例

事例158内耳性耳鳴・頸椎捻挫・腰椎捻挫

専業主婦が、内耳性耳鳴後の両耳の耳鳴、頸椎捻挫後の頭頸痛、右上肢痛、腰椎捻挫後の腰痛の症状について、併合12級の認定を受け、相手方保険会社から704万円(自賠責保険金を含む)を獲得した事例

最終更新日:2023年03月20日

文責:弁護士 粟津 正博

保険会社提示額 : 提示前のご依頼

解決額
704万円
病名・被害
  • むちうち(首・腰)
怪我の場所
  • 顔(目・耳・鼻・口)
  • 腰・背中
  • 手・肩・肘
後遺障害等級
  • 12級
  • 14級

事故発生!自転車自動車の事故

平成27年某月、一色さん(仮名・松戸市在住・60代・女性・主婦)が、自転車を運転して横断歩道を横断中、左折して来た自動車に衝突されるという事故に遭いました。

相談から解決まで

耳鳴

被害者は、内耳性耳鳴、頸椎捻挫、腰椎捻挫により、両耳耳鳴、めまい、頭頸痛、右上肢にかけての痛み、腰痛等に悩まされました。被害者は、事故直後から7か月治療を継続し、当事務所が代理し、後遺障害の申請を行った結果、内耳性耳鳴後の両耳の耳鳴について12級相当、頸椎捻挫後の頭頸痛、右上肢痛の症状について14級9号、腰椎捻挫後の腰痛の症状について14級9号の併合12級が認定されました。

その後、相手方保険会社との賠償交渉を行った結果、自賠責保険金を含め、704万円を受け取ることで示談をしました。

当事務所が関わった結果

当事務所が依頼を受けた結果、適正な後遺障害等級の認定を受け、自賠責保険金を含め、704万円を受け取ることで示談をしました。

解決のポイントは以下の点です。

1耳鳴についての等級獲得

本件では、被害者は、事故前とは明らかに異なる耳鳴を自覚され、非常につらい思いをされていました。

そこで、専門の耳鼻咽喉めまいクリニックへの受診、耳鳴に関する専門的な検査を行い、作成した診断書、検査結果を自賠責保険会社に提出をしました。

その結果、耳鳴について、12級相当との後遺障害等級認定を受けることが出来ました。

2主婦としての休業損害(高齢者)

被害者は、本件事故前までは、主婦として家事に従事されていました。

しかし、本件事故により、被害者は、内耳性耳鳴、頸椎捻挫、腰椎捻挫により、両耳耳鳴、めまい、頭頸痛、右上肢にかけての痛み、腰痛等といった症状が発症し、家事に重大な支障を受け、また多数回の通院を余儀なくされ、家事の多くの部分を行うことが出来なくなっていたという事情がありました。

しかし、相手方保険会社は、被害者が高齢であることを理由に、被害者の行っていた家事労働の対価を低く算出すべき旨、主張しました。

そこで、本件では被害者の行っていた家事の内容を具体的に主張し、被害者が、介護サービスや親族の援助を一切受けることなく、一人で十分な家事を行っていたことを主張することで、適正な賠償を受けることが出来ました。

依頼者様の感想

大変感謝しています。また何かありましたら是非宜しくお願い致します。

※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。

本事例へのよくある質問

耳鳴りの後遺障害はどのような場合に認められますか?
  • 耳鼻科におけるオージオグラム検査で30デシベル以上の難聴があることが診断され、ピッチマッチ、ラウドネスバランスの耳鳴り検査(耳鳴りがどのような音域(高さ)で発生しているのか、また、どのような音量に感じているのかを調べる検査です。)で、耳鳴りが他覚的に立証されたときに認められます。12級の後遺障害となります。
【解説】
  • 耳鳴りの症状がある場合、整形外科の医師に症状を伝えておく必要があります。早めに耳鼻科への紹介状を書いてもらって検査しましょう。
参考:バレー・リュー症候群や耳鳴りの後遺障害の解説