腰椎捻挫の60代の男性会社員が、非該当からの異議申し立てにより14級となり、275万円を獲得した事例
最終更新日:2024年08月28日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 大澤 一郎

- 病名・被害
- 頸椎捻挫・腰椎捻挫
- けがの場所
- 首腰・背中
- 最終獲得金額
- 275万円
- 後遺障害等級
- 14級
- 事例の特徴
- むちうち(首・腰)
事故の状況
山本さん(仮名)は下り坂の交差点の赤信号で止まっていました。すると、うしろからブレーキをかけずに車が突っ込んできます。車と車は衝突しました。
ご相談内容
山本さんのケガは、頚椎捻挫と腰椎捻挫などです。6か月ほど治療を続けたものの、完治せずに症状固定となります。
賠償金は66万5993円の提案
山本さんは後遺障害の申請をしたものの、認定されませんでした。そして、山本さんは保険会社から提案を受けます。66万5993円です。
よつば総合法律事務所とは別の東京の弁護士に山本さんははじめに相談します。後遺障害の異議申し立てをしたかったからです。しかし、異議申し立ては難しいという回答でした。
よつば総合法律事務所に山本さんは依頼
山本さんはよつば総合法律事務所にも相談します。そして、山本さんは弁護士から次のようなアドバイスを受けました。
弁護士費用特約はあったので、山本さんは弁護士に頼むこととしました。
弁護士の対応と結果
異議申し立てで14級に変更
弁護士は後遺障害の異議申し立てをします。
首の痛みは非該当のままでした。しかし、腰の痛みについて「局部に神経症状を残すもの」(14級9号)となりました。
14級になったので、自賠責保険会社から75万円を山本さんはもらえました。
200万円を任意保険会社から獲得
弁護士は任意保険会社との交渉をスタートします。
山本さんは早期の和解による解決を希望していました。そのため、弁護士はスムーズに交渉が進むように配慮しながら手続きをすすめます。
その結果、交渉期間1か月で200万円を受け取る合意が成立しました。任意保険会社から200万円を山本さんはもらえました。
まとめ:弁護士の対応と結果
弁護士の対応と結果のまとめは次の通りです。
- 後遺障害の異議申し立てをして、局部に神経症状を残すもの(14級9号)を獲得した。
- 自賠責保険会社から75万円を獲得した。
- 任意保険会社から200万円を獲得した。
- 合計で275万円を獲得した。
解決のポイント
1. 異議申し立てにより14級9号の獲得に成功
山本さんは過去にも交通事故で後遺障害の認定を受けたことがあります。そのため、その点を考慮した後遺障害診断書の作成が重要なポイントとなりました。
具体的には、次のような点に配慮しました。
- 自覚症状と他覚的所見を検討して相互に整合性のある内容にすること
- 過去の後遺障害と同一部位ではないとわかる後遺障害診断書を作成すること
その結果、異議申し立てにより腰の痛みの症状が「局部に神経症状を残すもの」(14級9号)となりました。
2. あきらめない異議申し立て
山本さんは他の法律事務所で異議申し立ては難しいとのアドバイスを受けました。
たしかに、異議申し立てをしても結果が変わらない可能性はありました。しかし、最後まであきらめないで異議申立をしたことがよい結果を生みました。
後遺障害の異議申し立ては専門的な判断が必要です。悩んだら、まずは交通事故に詳しい弁護士への相談をおすすめします。
ご依頼者様の感想
大手と言われる東京の法律事務所に依頼したが、ひどい対応だった。すぐに「今回は無理」「あきらめなさい」「逆に減額されるかもしれない」等と言われた。
よつば総合法律事務所に依頼した時も、最初は心配だったが、依頼者のためを心がけていた。ワラにもすがる思いで依頼したので結果が出て大変満足している。
(千葉県柏市・60代・男性・会社員)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。

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