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解決事例

事例032頸椎捻挫

会社員が14級9号の認定を受け約299万円を獲得した事例

最終更新日:2023年05月18日

文責:弁護士 大澤 一郎

保険会社提示額 : 提示前のご依頼

解決額
299万円
病名・被害
  • むちうち(首・腰)
怪我の場所
後遺障害等級
  • 14級

事故発生!自動車自動車の事故

平成23年某月、会社員の小島さん(仮名・流山おおたかの森在住・50代・男性)が赤信号まちで停車していたところ、追突されるという被害に遭いました。

相談から解決まで

首が痛い
被害者は、事故によって、頸椎捻挫の傷害を負いました。約6ヶ月の通院を経て、後遺障害の申請(被害者請求)を行い、14級9号が認定されました。

被害者請求により自賠責保険から75万円、任意保険会社との交渉でさらに224万5,595円が支払われました(休業損害61万1,000円についてはすでに任意保険会社から受領済みでした)。

当事務所が関わった結果

当事務所が関与した結果、14級9号の後遺障害が認定され、交渉で早期に裁判とほぼ同水準の解決ができました。

解決のポイントは以下の点です。

1被害者請求

本件では被害者請求を行い、14級9号の認定を受け、早期に自賠責保険からの75万円の支払いを確保しました。

また、被害者請求では、後遺症が業務にどのような影響を与えているのか等を丁寧に立証しました。

2早期の解決

本件では被害者の方が早期の解決を希望されていたため、相手方保険会社との交渉での解決を目指しました。

相手方保険会社は、当事務所の請求に対し、逸失利益や慰謝料の9割を支払うと主張していましたが、交渉の結果、ほぼ裁判基準の支払いがなされることで解決しました。

依頼者様の感想

先生のご尽力によりすべて解決することができました。改めてありがとうございました。体の方は相変わらず頚椎の痛みは残っておりますが、頑張ってやってまいります。

※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。

本事例へのよくある質問

むちうちとはなんですか?
強い衝撃により首などに不自然な力が加わることで起こる、骨折や脱臼のない頚部や脊柱の軟部組織の損傷と言われています。首等の痛み、手指の痛み・しびれ、頭痛などを発生します。「頸椎捻挫」「頚部挫傷」「頚部打撲」「外傷性頚部症候群」等の診断名が付けられることが多いです。
被害者請求とはなんですか?
後遺障害の申請方法には、「被害者請求」と「事前認定」の2種類の方法があります。 「被害者請求」とは、加害者の「自賠責保険会社」に対し後遺障害診断書等の後遺障害に関する資料を提出し、後遺障害認定手続を進める方法です。

「事前認定」とは、加害者の「任意保険会社」に後遺障害診断書等を提出し、加害者の任意保険会社が主体となって後遺障害認定手続を進める方法です。
事前認定
被害者請求
14級9号の後遺障害が認定された場合、逸失利益はどのように計算するのですか?
逸失利益は、基礎収入×労働能力喪失率×労働能力喪失期間で算定します。

基礎収入

原則として事故前年の収入を基礎とすることが多いです。

労働能力喪失率

「事故前と比較して何パーセントくらい働けなくなったか?」という割合です。後遺障害の等級ごとに基本となる労働能力喪失率が決められています。

労働能力喪失期間

「あと何年働けるか?」という期間です。

あわせて読みたい

14級9号の後遺障害が認定された場合、逸失利益の労働能力喪失期間はどれくらいになりますか?
賠償基準をまとめた赤い本によると、逸失利益算定のための労働能力喪失期間終期は原則として67歳とされています。ただし、むちうち症の場合で14級9号の後遺障害が認定された場合、5年程度に制限する例が多く見られます。
14級9号の後遺障害が認定された場合、慰謝料はどれくらいの金額になりますか?
裁判の基準では、110万円です。 交渉の場合、110万円から若干少ない金額となることが多いです。