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解決事例

事例184右鎖骨骨幹部骨折・顔面打撲、上唇挫創・歯牙脱臼・歯槽骨骨折の疑い

専業主婦が、右鎖骨の変形障害、右肩関節の可動域制限、歯牙脱臼による歯牙障害で併合11級の認定を受け、1,320万円を受領した事例

最終更新日:2023年04月10日

文責:弁護士 大澤 一郎

保険会社提示額 : 提示前のご依頼

解決額
1,320万円
怪我の場所
  • 顔(目・耳・鼻・口)
  • 鎖骨・肩甲骨・肋骨・胸骨
  • 手・肩・肘
後遺障害等級
  • 11級
  • 12級
  • 13級

事故発生!歩行者自動車の事故

平成26年某月、根本さん(仮名・柏市在住・60代・女性・専業主婦)が、信号のないT字路で道路を歩いて渡ろうとして道路の手前で立って待っていたところ、T字路に入ろうとした車両に衝突されたという事故が発生しました。

相談から解決まで

鎖骨の怪我
被害者は、右鎖骨骨折、歯牙損傷などの傷害を負い、約8ヶ月の通院を余儀なくされました。最終的に、右鎖骨の変形、右肩関節の可動域制限、歯牙損傷の後遺症が残りました。
当事務所が代理して被害者請求を行ったところ、次の後遺障害が認定されました(結論として併合11級)。

  • ・右鎖骨骨折後の変形障害 12級5号
  • ・右肩関節の可動域制限 12級6号
  • ・歯牙脱臼による歯牙傷害 13級5号

交渉の結果、自賠責保険金を含め1,320万円を受領するとの内容で解決することができました。

当事務所が関わった結果

事故直後からのサポートができたため、事故の過失割合の誤った判定を防ぎ、被害者様の精神的安定に寄与することができました。

当事務所が依頼を受け、相手方保険会社と交渉をしたため、適切な賠償を受けることができました。

解決のポイントは以下の点です。

1事故直後からのサポート

今回の事故により、怪我に遭われたお客様は、治療等で身体的にも精神的にも疲弊していたところ、保険会社に対する対応も困難であり、当事務所にご来所されました。また、怪我の場所も鎖骨であり、鎖骨の変形等の確認も必要だったので、女性弁護士が対応してことで、安心感を得て、治療に専念されました。

事故直後からのサポートだったので、お客様は、余計なストレスを感じることなく、治療→後遺障害申請→賠償という解決まで進むことができました。

2徹底した調査

本件では、当初、過失割合も問題となりそうでしたので、現場検証、過失割合の調査を入念に行いました。お客様のご協力もあり、保険会社にも丁寧に説明をした結果、当方の過失が0での示談が成立致しました。

依頼者様の感想

事故について全く無知だったので、すぐに依頼ができて安心致しました。また、顔の傷跡や鎖骨の変形があったので、女性の方に対応していただき、本当に良かったです。また何かありましたら、お願いしたいと思います。

※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。

本事例へのよくある質問

鎖骨の骨折はどのような後遺障害の可能性がありますか?
次の後遺障害の可能性があります。
①変形障害
  • 鎖骨に著しい変形を残すもの(12級5号)
②機能障害
  • 1上肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの(10級10号)
  • 1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの(12級6号)
③神経障害
  • 局部に頑固な神経症状を残すもの(12級13号)
  • 局部に神経症状を残すもの(14級9号)
専業主婦の示談交渉で注意する点は何ですか?
次の損害項目を漏らさないようにしましょう。
  • 主婦としての休業損害
  • 主婦としての逸失利益
過失割合を有利にするにはどのような証拠があればよいですか?
  • ①刑事記録、②ドライブレコーダー記録、③第三者の目撃者の証言などがあると有利になります。
参考:交通事故と過失相殺の解説
約8か月の通院は標準程度の期間でしょうか?
  • 個別の怪我の状況によりますが、標準的な範囲と言えます。
  • 打撲捻挫などの場合、3カ月から6か月という治療期間が多いです。
  • 骨折などの場合、6か月から1年という治療期間が多いです。