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解決事例

事例323頚椎捻挫・腰椎捻挫

兼業主婦が頚椎捻挫、腰椎捻挫の傷害を負い、交通事故紛争処理センターを利用した結果約180万円を獲得した事例

最終更新日:2023年03月06日

文責:弁護士 前田 徹

保険会社提示額 : 提示前のご依頼

解決額
180万円
病名・被害
  • むちうち(首・腰)
怪我の場所
  • 腰・背中
後遺障害等級
  • 認定なし

事故発生!自動車自動車の事故

頚椎捻挫
平成28年頃、田中様(仮名・我孫子市在住・40歳・女性)は、自動車を運転し、赤信号で停車中に、後方から自動車に追突されました。

田中様は、頚椎捻挫・腰椎捻挫の傷害を負いました。約7ヶ月間、病院と整骨院に通院し治療を行いましたが、症状は残っていたため、後遺障害等級認定の申請を行いましたが、非該当の結果となりました。

相談から解決まで

田中様は、症状固定間際に当事務所にご相談にいらっしゃいました。当事務所で受任し、被害者請求を行いましたが、非該当の結果になりました。

かかる結果を前提に、その後賠償金の交渉を行いました。

慰謝料と休業補償の金額について、保険会社との間で大きな隔たりがあったため、交通事故紛争処理センターへあっせんの申立てを行いました。
交通事故紛争処理センターのあっせんでは、1回目の期日のあとすぐにあっせん案が示され、2回目の期日で合意ができました。

結果としては、当方の主張する金額に近い金額を取得することで解決をはかることができました。

当事務所が関わった結果

解決のポイントは以下の点です。

1交通事故紛争処理センターの利用について

本件では、交通事故紛争処理センターのあっせん制度を利用しました。交通事故紛争処理センターを利用することのメリットとしては、いわゆる裁判所基準に近い金額で解決できることが多いこと、訴訟に比べて早く解決できること、訴訟に比べて当事者の準備の負担が少ないことなどが挙げられます。

本件では、大野様が早期解決を強く希望されたため、訴訟ではなく交通事故紛争処理センターの利用を選択しました。

なお、過失割合に関して双方の主張に極めて大きな差があるケースでは、交通事故紛争処理センターの利用は適していないと言われております。

2主婦の休業損害について

主婦の休業損害については、休業日数が問題になることが多くあります。たしかに、家事の業務は、各家庭により様々な内容であり、それをどのくらい休んだかの証明はなかなか難しいものです。

本件では、被害者本人から事前に家事の内容や本件交通事故によりどのような影響があったのかを詳細に聞き取り、それを書面にして交通事故紛争処理センターに提出していたことで、あっせん担当者に被害者の現状を理解してもらえ、休業損害については当方に有利なあっせん案が示されました。

依頼者様の感想

最初から最後まで、しっかりとしたご対応をしていただき、どうもありがとうございました。

※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。

本事例へのよくある質問

交通事故紛争処理センターとは何ですか?
【解説】
主婦の休業損害の期間はどのような期間が認められますか?
  • 事故により家事を行えなかった期間について認められます。
【解説】
  • 事故により家事を行えなかった期間が争いとなることが多いです。個別の事案ごとに事故による支障を主張しましょう。
    参考:主婦の休業損害の解説
紛争処理センター申立から保険金の入金まではどの位のことが多いですか?
  • 順調に進んだ場合、3カ月前後のことが多いです。
【解説】
  • 保険会社が強硬に争う場合、3カ月以上の期間かかったり、最終的には訴訟に至ったりすることがあります。