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解決事例

事例424腰椎椎体骨折

被害者死亡後に後遺障害8級を獲得して賠償金が約8倍に増額

最終更新日:2020年07月31日

保険会社提示額 : 140万円

解決額
1,100万円
増額倍率 :7.8
怪我の場所
  • 腰・背中
後遺障害等級
  • 6~8級

事故発生!歩行者自動車の事故

平成29年某月、浅田さん(仮名・柏市在住・80代・男性・無職)が横断歩道を歩行中、十字路を右折してきた自動車に衝突されるという事故に遭いました。

相談から解決まで

浅田さんは、本件事故によって腰椎椎体骨折の傷害を負い、通院を余儀なくされていましたが、通院の途中で、交通事故とは関係のない他の病気が発見されて、その病気が原因で亡くなられました。

浅田さんのご遺族が、相手方保険会社から賠償額の提示があり、その賠償額が妥当かどうかを相談したいということで当事務所にご連絡いただきました。

初回のご相談時に相手方保険会社の賠償額の提案を確認すると、浅田さんに後遺障害がない前提で賠償額の提示をしていました。後遺障害が認定されるべき事案であったことから当事務所で受任をし、相手方保険会社と交渉することになりました。

医療記録を取り寄せてどれくらいの後遺障害が認定される可能性があるのかを確認の上で、病院に赴き、担当医師に後遺障害診断書を作成してもらい、後遺障害の手続を進めたところ、最終的には8級が認定されました。
その結果を踏まえて、相手方と交渉したところ、こちらに対して約1,100万円(自賠責を含む、既払金を含めない)を支払うという内容で和解を行いました。

当事務所が関わった結果

当事務所が依頼を受け、後遺障害の申請手続及び保険会社と交渉を行った結果、当初の保険会社提示額よりも約960万円賠償額を増額できました。

解決のポイントは以下の点です。

1諦めずに適正な後遺障害認定を受けることにこだわったこと

本件は、後遺障害診断書が作成される前に被害者が死亡されており、後遺障害の手続が未了でした。保険会社も、後遺障害がない前提で賠償額を提示しており、適正な賠償を受けるためには、適正な後遺障害認定を受けることが必須の状況でした。

しかし、既に被害者は死亡されているので、被害者が医師に症状を伝えて後遺障害診断書を作成してもらうことはできません。そこで、担当弁護士は、医療記録を取り寄せて生前の被害者の症状を確認したうえで、担当医師と面談を行い、後遺障害診断書を作成してもらいました。

最初の被害者請求では、脊柱変形障害(11級)しか認められませんでしたが、胸腰椎部の可動域制限もあったことから、さらに上の等級を目指して異議申し立てを行ったところ、異議申し立てが認められて、8級が認定されました。

医療記録を精査したうえで、認定可能性のある後遺障害等級を最後まで諦めずに目指したこと、また、異議申立てに際しては、ご遺族の方の協力もあり充実した資料を提出できたことが適正な後遺障害認定を受けられたポイントかと思います。

2入通院慰謝料・後遺障害慰謝料について

相手方保険会社は、示談交渉の開始当初、裁判所基準の8割でないと示談解決できないと言ってきました。

それに対して、担当弁護士は、ご遺族の方から伺った被害者の精神的な苦痛、日常生活への支障、ご遺族の思いなどを伝えて、相手方保険会社を説得して、裁判基準での示談解決に至りました。

依頼者様の感想

大幅に賠償額を増額してくださり、ありがとうございました。

※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。