頚椎捻挫と腰椎捻挫で7か月通院した70代の女性が、治療期間や慰謝料などが争いとなったものの100万円を獲得した事例
最終更新日:2023年05月26日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 川﨑 翔

- 病名・被害
- 頚椎捻挫・腰椎捻挫
- けがの場所
- 首腰・背中
- 最終獲得金額
- 100万円
- 後遺障害等級
- 認定なし
- 事例の特徴
- むちうち(首・腰)
事故の状況
柏木さん(仮名)が車を運転して信号待ちをしていたところ、うしろから車に追突されました。
ご相談内容
柏木さんのけがは頚椎捻挫と腰椎捻挫です。7か月治療したところ、けがは治りました。
しかし、治療が終わったあとにどのように交渉を進めればよいかわかりません。そこで、知り合いの保険代理店からの紹介でよつば総合法律事務所に依頼しました。
弁護士の対応と結果
弁護士は保険会社との交渉をスタートします。7か月という治療期間の妥当性や慰謝料が争いとなります。
しかし、最後は弁護士の主張どおりとなります。具体的には、7か月の治療期間を前提として、裁判の基準による慰謝料など100万円を受領できました。
解決のポイント
1. 7か月の治療期間が妥当であることを前提とした合意
柏木さんは70代と高齢です。すこし持病もありました。また、頚椎捻挫や腰椎捻挫の治療期間としては少し長めの7か月の通院をしていました。
そのため、保険会社は7か月の治療期間は長すぎると主張します。
しかし、弁護士は次のような反論をします。
- 車の損傷状況からすると、衝撃の程度は強かった。
- 柏木さんは70代と高齢ではあるものの、大きな病気や自覚症状は事故前にはなかった。
- 主治医の判断としても、7か月の治療期間は相当という判断である。
その結果、弁護士の主張どおり、7か月の治療期間が妥当であるという結論にいたりました。
怪我の種類 | 治療期間の目安 |
---|---|
打撲・挫傷 | 1~3カ月 |
捻挫 | 3~6カ月 |
骨折 | 6カ月以上 |
注 個別の負傷状況により異なります。
2. 裁判の基準を前提とした慰謝料を受領
保険会社のはじめの慰謝料の提示は、自社で定めた低い基準でした。
そのため、弁護士は裁判も辞さないという前提で交渉を進めます。結果として、裁判の基準を前提とした慰謝料を受領できました。
ご依頼者様の感想
ありがとうございました。
(千葉県松戸市・70代・女性・自営業)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q保険会社が治療費を打ち切ってきたときはどうすればよいですか?
-
次のような方法があります。判断が難しいことが多いので、悩んだら交通事故に詳しい弁護士にまずは相談しましょう。
- 保険会社に打ち切りの延長を求める方法
- 打ち切り後も健康保険などで通院を続ける方法
- 後遺障害の申請や示談交渉に進む方法
- Q慰謝料を増やすにはどのような方法がありますか?
-
慰謝料を増やすには、次のような方法があります。
- 適切な計算方法(裁判基準)で慰謝料を計算する
- 個別の慰謝料増額事由の主張をする
- 裁判所等の公的機関を利用する
- 弁護士へ相談や依頼する
また、適切な期間の通院をしたり、後遺障害の認定を受けたりすることにより慰謝料が増えることもあります。

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- 弁護士
- 川﨑 翔