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解決事例

事例284頚椎捻挫・腰椎捻挫

自営業者が頚椎捻挫、腰椎捻挫の傷害を受け、約100万円を受領した事例

最終更新日:2023年05月26日

文責:弁護士 川﨑 翔

保険会社提示額 : 提示前のご依頼

解決額
100万円
病名・被害
  • むちうち(首・腰)
怪我の場所
  • 腰・背中
後遺障害等級
  • 認定なし

事故発生!自動車自動車の事故

平成27年某月、柏木ゆう子さん(仮名・馬橋在住・70代・女性・自営業)が信号待ちしていたところ、追突されるという被害に遭いました。

治療終了後、相手方保険会社との交渉に悩んでいたところ、保険代理店の紹介もあり、当事務所に依頼がありました。

相談から解決まで

首の痛み
被害者は、事故により頚椎捻挫及び腰椎捻挫の傷害を負い、約7ヶ月治療したところ治癒しました。

当事務所が代理して交渉した結果、妥当な水準で和解することができました。

当事務所が関わった結果

当事務所が依頼を受け、相手方保険会社と交渉した結果、裁判を起こすことなく、早期にかつ概ね裁判基準で解決できました。

解決のポイントは以下の点です。

1治療期間について

相手方保険会社は被害者が高齢者であることや治療期間が長期であることなどを理由に、認められる治療期間は実際のものよりも短く算定するべきであると主張していました。

これに対し、当事務所は、車両の損害が相当程度あることや、被害者が高齢者とはいえ、これまで特に症状もなく十分な稼働が可能であったことを主張しました。

その結果、実際の治療期間すべてを賠償の範囲とするという内容で解決することができました。

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2裁判基準での解決

相手方保険会社は交渉の中で、裁判事案ではないので、慰謝料については自社基準で算定すると主張していました。当方からは裁判基準で慰謝料を請求し、交渉が決裂した場合には裁判も辞さないとの態度で交渉を続けたところ、裁判基準満額で和解することができました。

3トラブルになりやすい点

痛いのを我慢は要注意!受傷後は早めの病院受診をおすすめします

信号待ちで追突事故をされた場合に、むち打ちになられる方は非常に多いです。

痛いのを我慢して、事故日と初診日の間隔が空いてしまうと、事故の影響で受傷したのかトラブルになるケースがあります。可能な限り、早めに病院に受診されることをおすすめします。

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治療期間は争いになることがあります

保険会社が治療費を支払っている場合は、病院に医療照会などを行ったうえで、半年程度で打ち切りしていることがあります。治療打ち切りの場合は、健康保険を使って通院することも可能ですが、その場合は、保険会社が健康保険の通院期間を争ってくることが多いです。そのため、健康保険の実費負担部分は自己負担になる可能性が高いです。

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自営業者の方は休業損害でも争いになることが多いです

会社員の場合は、休業損害証明書という書類を会社に作成してもらえば、あまり問題なく休業損害が支払われます。

他方で、自営業者の場合は、休業期間が明確にならないことが多いです。
そのため、休業期間は何日なのかが争いになります。

休業日額についても、事故前年度の確定申告書を基準にして、365日で割って休業日額を算出しますが、その日額がいくらなのかも問題となります。
このように、自営業者の方は、慰謝料だけでなく休業損害でも争いになることが多いです。

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依頼者様の感想

ありがとうございました。

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