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解決事例

事例386頸椎捻挫

兼業主婦の女性が、頸椎捻挫後の頸部痛等の症状について後遺障害14級9号の認定を受け、約400万円(既払い金を含めると約520万円)の損害賠償を受領した事例

最終更新日:2023年05月12日

文責:弁護士 根來 真一郎

保険会社提示額 : 提示前のご依頼

解決額
400万円
病名・被害
  • むちうち(首・腰)
怪我の場所
後遺障害等級
  • 14級

事故発生!自動車自動車の事故

平成29年某月、中村さん(仮名・千葉県在住・40代・女性・兼業主婦)が停車していたところ、後方から自動車に衝突される事故に遭いました。

相談から解決まで

頸椎捻挫
中村さんは、追突により頸椎捻挫の傷害を負い、約1年にわたる通院を余儀なくされました。懸命に治療やリハビリに励まれましたが、首に痛みが残ってしまいました。

中村さんは、いずれ保険会社より治療費支払の打ち切りを言い渡され、満足な治療ができなくなることを心配され、治療途中の段階で当事務所に相談にいらっしゃいました。打ち切りを言い渡された場合の対応等の交通事故の治療の流れを説明させていただき、当事務所に依頼いただくこととなりました。

そして、治療費支払の打ち切りの延長交渉を経て被害者請求を行い、後遺障害14級9号の認定を受け、最終的に約400万円(既払金を含めると約520万円)という金額で解決することができました。

当事務所が関わった結果

当事務所が依頼を受け、交渉を行った結果、適正な損害賠償額で解決することができました。

解決のポイントは以下の点です。

1治療費支払の打ち切りの延長交渉

中村さんは、なんとか元の体に戻そうと懸命に治療やリハビリに励まれました。しかし、中村さんの懸念通り、治療の途中で保険会社より治療費支払の打ち切りの打診がありました。

本件の治療費支払の打ち切り打診は、中村さんの具体的な治療状況を一切考慮しない保険会社の勝手な主張でありました。私は、なんとか打ち切りを延長できないかと交渉を行いました。そして粘り強く延長交渉を行い、幾度もの延長を行った結果、症状固定により治療が終了するまでの1年間、治療費の打ち切りをさせることなく、中村さんには一区切りと納得できるまでの治療を受けていただくことができました。

2後遺障害認定、損害賠償交渉

中村さんからから、依頼をいただき後遺障害の申請を行いました。その結果、14級9号という後遺障害が認定されました。

後遺障害の認定においては、治療期間も重要な考慮要素とされます。今回は打ち切りの延長交渉が功を奏して1年間治療を受けることができたことも、14級9号認定の考慮要素として大きな影響があったものと考えます。

そして、後遺障害が認定されたことから粘り強く交渉を行い、約400万円(既払い金を含めると約520万円)という、後遺障害14級・兼業主婦の方の賠償としてはかなり高額の損害賠償で和解をすることができました。

依頼者様の感想

ありがとうございました。

※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。

本事例へのよくある質問

治療費打ち切りを防ぐにはどのような方法がありますか?
次のようなことを伝えて保険会社と交渉する方法があります。
  • 医者の見解が事故が原因の治療が継続して必要という見解であること
  • 治療成果が出ていて治ってきていること
  • 検査を行った結果、何らかの異常があること
  • 「〇か月程度で治療終了の予定」など治療終了の予定があること
頚椎捻挫で治療期間1年は長い方ですか?
長い方です。頚椎捻挫の場合、3カ月から6カ月で治療終了の場合が多いです。6カ月経過しても治らなかった場合、後遺障害申請を行うことが多いです。
むちうちの治療法にはどのような治療法がありますか?
①薬物療法、②理学療法、③ブロック療法、④手術などの方法があります。