右耳鳴りによる難聴として併合第12級が認定された事例

平成24年某月、中山幸二さん(仮名・新木在住・60代・男性)が、赤信号で停車中、突然後ろから追突されるという被害に遭いました。

事故により、中山さんは、全身を強打し、右耳が聴こえにくくなる、強い耳鳴りがする、首から肩にかけて痛みを感じるという症状に悩まされました。事故後、約6か月間、整形外科、耳鼻咽喉科、脳神経科に通い続けました。

後遺障害の認定後、中山さん本人が当事務所までご相談にいらっしゃいました。相談前に保険会社から示談金額の提示がきていましたが、後遺障害の損害分を除いた金額だったため、60万円程の極めて低額の示談提示でした。

その後、保険会社と粘りの交渉を重ねた結果、裁判を起こさずに655万円(既払金を除く)の保険金が支払われることで合意できました。中山さんは訴訟ではなく交渉での解決を望んでいたため、交渉で早期に解決することができ、とても喜んでいただけました。

弁護士の電話対応もよく、賠償金額の結果にも満足しています。本当にありがとうございました。

耳鳴りはどのような後遺障害の可能性がありますか？

次の後遺障害の可能性があります。

• 耳鳴に係る検査により難聴に伴い著しい耳鳴が常時あると評価できるもの（12級相当）
• 難聴に伴い常時耳鳴のあることが合理的に説明できるもの（14級総合）

頚椎捻挫（バレリュー症候群・耳鳴り）の後遺障害解説

耳の症状は何科に通院すればよいですか？

• 整形外科、脳神経外科、耳鼻科がよいでしょう。
• 交通事故の場合、最初は整形外科に通うことが多いです。整形外科の主治医の判断を元に通院する診療科を決めましょう。

自営業の休業損害はどのような場合に認められますか？

• 現実の収入減があった場合に認められます。
• 休業中の固定費（家賃・従業員給料など）の支出も休業損害として認められることがあります。

自営業の休業損害の解説

自営業の逸失利益はどのように計算しますか？

• 申告所得を参考にします。ただし、申告額と実収入額が異なる場合、立証があれば実収入額を基礎とします。

自営業の逸失利益の解説

弁護士費用特約を利用するデメリットはありますか？

• 通常はありません。翌年以降の保険料が上がることも通常はありません。気になる場合には念のため事前に保険会社に確認しておきましょう。