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解決事例

事例295腰椎捻挫

裁判の結果、保険会社の治療期間に関する言い分を覆して150万円を受領できた事例

最終更新日:2023年05月29日

文責:弁護士 大澤 一郎

保険会社提示額 : 提示前のご依頼

解決額
150万円
病名・被害
  • むちうち(首・腰)
怪我の場所
  • 腰・背中
後遺障害等級
  • 認定なし

事故発生!自動車自動車の事故

平成20年、樋上雅代様(仮名・千葉市美浜区在住)は、交差点での信号待ち停車中に追突事故に遭いました。

腰の痛みで1年弱通院をし、幸いにも怪我についてはある程度回復をしましたが、保険会社は通院期間が長すぎると主張して慰謝料や治療費の減額を求めていました。

相談から解決まで

裁判所
弁護士が代理して保険会社と交渉をしましたが、交渉は決裂し、裁判となりました。

こちらからは主治医の意見書などを提出して治療期間が過剰ではなかったと主張し、最終的には裁判所からこちらの主張どおりの治療期間を認めてもらいました。

当事務所が関わった結果

解決のポイントは以下の点です。

1治療期間

主治医の意見書や文献などを根拠に治療期間が過剰ではなかったことを主張しました。

その結果、裁判所も当方の主張する治療期間が相当と判断しました。
これにより、治療費も慰謝料もこちらが主張する治療期間をベースとした計算での解決となりました。

2解決までの期間について

交通事故に関する裁判を起こした場合、判決までの期間が裁判を起こしてから1年~2年程度のことが多いです。また、裁判手続き自体と平行して和解手続きが行われることがあります。この和解手続きで手続きが終了する場合には6ヵ月~1年程度で裁判が終わることもあります。裁判の場合、解決までに期間・労力がかかりますので、弁護士とよく相談・検討をした上で裁判を提起することをお勧めします。また、裁判をする場合、弁護士費用が高額となることもありますので注意が必要です。今回は弁護士費用特約付の保険に加入していましたので実質的には弁護士費用の負担0円で解決をすることができました。

依頼者様の感想

ありがとうございました。

※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。

本事例へのよくある質問

交通事故の裁判をするメリット、デメリットを教えてください。
交通事故の損害賠償請求事案で、裁判をする場合、メリットとデメリットがあります。

メリットは、もちろん事案によりますが、一般的には慰謝料などの金額が裁判をすると高い金額になることが多いです。 また、損害額や、事故態様、過失割合などについて相手方と争いがある場合には、裁判でこちらに有利な解決をできる可能性があります。

デメリットは、事案によっては交渉時よりもこちらに不利な結論になり得ることと、時間がかかることです。裁判をすると、解決するまでに1,2年かかることが多いです。裁判のなかでも話し合いによる和解での解決をすることも多くあり、和解で終わる場合には、裁判が始まってから半年から1年くらいで解決することもあります。

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交通事故の裁判をする場合、被害者は裁判所に行く必要がありますか?
弁護士に依頼して裁判をする場合は、原則として弁護士が裁判対応します。被害者の方が裁判に出席するのは通常0~2回です。

被害者のお話を直接お伺いする手続きである証人尋問をする場合は、被害者の方に裁判所にお越しいただきます。

もっとも、裁判の途中で和解して解決することが多くあり、尋問前に和解で解決する場合には、被害者の方に裁判所にお越しいただく機会は原則ありません。
弁護士費用特約がある場合、弁護士費用はかからないのですか。
弁護士費用特約付の保険に加入されている方の場合、上限300万円までは被害者の方が加入している保険会社から弁護士費用が事実上支払われます。

弁護士費用が300万円を超えないケースのほうが多いですが、仮に弁護士費用が300万円を超える可能性がある場合には事前にご説明をさせていただきます。