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解決事例

事例374頚椎捻挫・腰椎捻挫

専業主婦の女性が、頚椎捻挫後の頚部痛、腰椎捻挫後の腰部痛の症状により併合14級の認定を受け、約350万円を受領した事例

最終更新日:2023年03月17日

文責:弁護士 村岡 つばさ

保険会社提示額 : 提示前のご依頼

解決額
350万円
病名・被害
  • むちうち(首・腰)
怪我の場所
  • 腰・背中
後遺障害等級
  • 14級

事故発生!自動車自動車の事故


平成29年某月、三田さん(仮名・千葉県在住・30代・女性・専業主婦)が、信号待ちで停車(自動車)していたところ、後ろから自動車に追突される事故に遭い、頚椎捻挫・腰椎捻挫の傷害を負いました。

相談から解決まで

三田さんは、事故から約5か月が経過した時点でご来所され、後遺障害の申請手続から賠償交渉まで、当事務所でご対応させていただくこととなりました。

当事務所が関わった結果

三田さんは、事故から約半年間通院をしましたが、最終的に、頚部痛・腰部痛の症状が残ってしまいました。

当事務所が後遺障害等級認定の申請(被害者請求)を行ったところ、頚椎捻挫後の頚部痛、腰椎捻挫後の腰部痛につき、後遺障害併合14級の等級認定を受けることができました。後遺障害の認定を受けた時点で、自賠責保険金75万円を受領することができました。

その後、相手方保険会社と交渉(約3週間)した結果、最終的に、約280万円の賠償金額を受領することができました。自賠責保険金を併せると、合計で、(既払金を含めない)約350万円を受領することとなりました。

解決のポイントは以下の点です。

1後遺障害認定について

他の解決事例でも記載していますが、頚椎捻挫・腰椎捻挫といった、いわゆる「むち打ち」を原因とする後遺障害の認定においては、事故の大きさ、治療頻度・内容、画像所見等、様々な事情が考慮されます。

本件では、事故自体はそれほど大きいものではなく、修理費が20万円程度で、かつ車両の損壊状況も、見た目からはあまり分からない程度のものでした。

そこで、この部分をフォローするために、三田さんから事故当時の状況や、現在の症状等の詳細な聞き取りを行い、報告書としてまとめ、後遺障害の認定機関に提出しました。報告書を出した結果かどうかはわかりませんが、無事に適切な後遺障害認定がなされました。

2早期解決について

後遺障害の申請をしてから結果が出るまで、早いと1か月、遅いと3か月程度かかることが通常です。事案によっては、結果が出るまで半年以上かかることもあります。

本件では、三田さんの希望があったため、後遺障害の結果が出る前の段階で、傷害部分(傷害慰謝料、休業損害、通院費等)の交渉を行いました。その結果、認定結果が出る前の時点で、傷害部分について先に解決することができ、早期に金銭を受領できました。

また、後遺障害の結果が出た後も、速やかに交渉を行った結果、認定結果が出てから約3週間という短い期間で、裁判基準のほぼ満額の金額で解決することができました。

依頼者様の感想

とても満足いく結果になりました。ありがとうございました。

※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。

本事例へのよくある質問

車両の損傷状況が軽微だと後遺障害認定はされにくいですか?
  • 一般的にはされにくいでしょう。
【解説】
  • 事故車両の写真で損傷個所がわかりにくいとしても、事故状況によっては衝撃の程度は強いこともあります。後遺障害申請の場合には、必要に応じて医師作成の証拠なども提出しましょう。
頸椎捻挫・腰椎捻挫の後遺障害で後遺障害認定がされやすくなるのはどのような場合ですか?
次のような場合です。
  • 車両の損傷状況が重度
  • MRIで異常所見がある
  • 痛みだけではなくしびれの症状がある
  • 症状固定後も通院を続けている
【解説】
  • 後遺障害診断書の記載内容が適切でないと、認定されるはずの後遺障害が認定されないこともあります。後遺障害診断書の作成を依頼する前には弁護士などの専門家に相談しましょう。