専業主婦の女性について、詳細な事情を聴取し、異議申立てにより14級9号の後遺障害を獲得

平成30年某月、金川さん（仮名・千葉県在住・50代・女性・専業主婦）が自動車に同乗していたところ、自動車に追突されるという事故に遭いました。

金川さんは、事故により頚椎捻挫の傷害を負い、約10か月に及ぶ通院を余儀なくされました。懸命に治療やリハビリに励まれましたが、首に痛みやしびれの症状が残ってしまいました。

金川さんは、事故から半年が経った頃に当事務所にご相談にいらっしゃいました。そして、まだ痛みが残っているが事故から半年程度経ったのでそろそろ保険会社から打ち切りを言われてしまうのではないか、今後保険会社とどのように交渉していけばよいのかご相談をいただいました。後遺障害申請や、今後の交渉について説明させていただき、当事務所に依頼いただくこととなりました。

そして、最終的に約375万円という金額で解決することができました。

ありがとうございました。

頚椎捻挫・腰椎捻挫はどのような後遺障害の可能性がありますか？

次の後遺障害の可能性があります。

• 局部に頑固な神経症状を残すもの（12級13号）
• 局部に神経症状を残すもの（14級9号）

頚椎捻挫の後遺障害の解説

頚椎捻挫で後遺障害が認定されやすいのはどのような場合ですか？

次のような場合です。

• 事故状況が重大
• 車の損傷状況が重大
• MRI画像所見にて異常有
• 神経学的所見にて異常有（腱反射・徒手筋力テスト・筋萎縮・スパーリングテスト・ジャクソンテスト・握力低下等）
• 通院日数が多数
• 痛みだけではなくしびれの症状有
• 症状に左右差が有
• 症状固定後も通院を継続中

参考：むちうちの解説

むちうちが治りません。どうすれば治りますか？

• 薬物療法・理学療法などを継続することにより症状が改善することがあります。
• 重傷の場合、ブロック療法や手術などの方法もあります。

むちうちの効果的な治療法はどのような方法ですか？

事故から半年程度で保険会社から治療費打ち切りの打診がくるのは普通ですか？

• 普通です。頚椎捻挫（むちうち）の場合、標準的な治療期間は３カ月から６カ月程度であることが多いです。
• 本事例では10カ月の治療期間となっています。頚椎捻挫の事案の中では比較的治療期間は長い方となります。

治療費打ち切りへの対抗策